夕やけTV編集局

夕やけTV編集局：仙台の夕方を彩ったローカルワイド番組

1994年10月から1996年11月まで、宮城県仙台放送で放送されたローカルワイド番組『夕やけTV編集局』。仙台一番町のファッションビル、仙台フォーラス内のサテライトスタジオから公開生放送されるという斬新なスタイルで、多くの視聴者を魅了しました。キャッチコピーは『こころはいつも夕やけ』。

番組は、社主、編集長、秘書、記者、営業マン、アルバイトといった設定のレギュラー陣が織りなす、まるで編集局そのもののような構成が特徴でした。吉本興業所属のお笑いタレントの出演も多く、軽快なトークと笑いが番組を盛り上げていました。ターゲットは、第二次ベビーブーム世代を中心とした若者層。イベント情報や若者向けのコーナーも充実しており、当時を知る人々にとっては懐かしい思い出深い番組と言えるでしょう。

キャスト：個性豊かなレギュラー陣と豪華ゲスト

司会には、柳沢剛氏（編集長）、浅見博幸氏（社主）、柳生聡子氏（秘書）らが名を連ね、個性豊かなレギュラー陣が番組を支えました。本間秋彦氏、大久保尚子氏、河合伸子氏、伊藤高史氏らもレギュラーとして出演。特に伊藤高史氏は『フォーラス前の伊藤くんと麻衣ちゃ～ん』のコールでイベント情報を担当し、視聴者から親しまれていました。

準レギュラーとして、鶴久政治氏（番組オリジナルソング制作）、DonDokoDon、種浦マサオ氏、ゴスペラーズ（1996年2月16日～月1回レギュラー）といった面々も参加。さらに、料理研究家の栗原はるみ氏も出演するなど、豪華な顔ぶれが番組を彩りました。リポーター陣も半澤かすみ氏、但野由美氏、鈴木早百合氏、手代木彩里氏など、多くの女性リポーターが活躍していました。

コーナー：バラエティ豊かな企画が満載

番組には、数々のバラエティに富んだコーナーがありました。前期には、『夕やけキッチン』、『イーガラ通信部』、『白馬の王子様』（変則型ねるとん形式の企画）、『トレンドを探せ』、『カラオケパラダイス』、『夕やけインタビュー』、『夕やけ喰らいアスロン』、『ドレスアップ大作戦』、『夕やけ伝言板』などが放送されました。

後期には、『情報！サラダ館』、『シェフのブランチ』、『料理のツボ！』、『レンジでチンチン』、『それは秘密です！』、『のばなしドンドコドン』、『占いカウントダウン』といった、視聴者の関心を惹きつける様々な企画が展開されました。

吉本夕やけ劇場：番組をさらに盛り上げたイベント

毎週金曜日の放送終了後には、仙台フォーラス近辺で『吉本夕やけ劇場』と題したお笑いライブが開催されていました（1995年～1996年）。吉本興業所属の芸人だけでなく、仙台吉本所属を目指すすべつ演者も出演し、番組を盛り上げていました。

1997年には、仙台港で開催された『国際ゆめ交流博覧会』にて『出張吉本夕やけ劇場』としてイベントが展開され、DonDokoDon、ロンドンブーツ1号2号、幹てつや、ココリコなどが出演しました。

『夕やけTV編集局』は、個性豊かな出演者、バラエティ豊かなコーナー、そしてエンターテイメント性あふれる企画の数々で、仙台の夕方のテレビシーンに大きな足跡を残した番組でした。当時を懐かしむ人々にとって、忘れられない思い出の一つとなっていることでしょう。

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