夕方のピアノ

神聖かまってちゃんの1stシングル「夕方のピアノ」は、2010年7月7日にPERFECT MUSICから発売されました。初のシングルであり、表題曲とそのカラオケバージョン、そしてシークレットトラックのみという構成で、価格も525円と手頃に設定されました。4000枚の限定生産ということもあり、多くのレコード店で予約が殺到し、数日で完売となりました。

表題曲「夕方のピアノ」は、ライブでも非常に人気の高い楽曲です。リリース発表時にはワーナーミュージック・ジャパンからのメジャーデビューが決定していましたが、歌詞に「死ねよ佐藤」と実名入りで連呼する過激な表現が含まれていたため、インディーズからのリリースとなりました。歌詞に登場する「佐藤」は、ボーカルである、のこの学生時代のクラスメイトとのことです。ちなみに、の子の話によると、「佐藤」本人はこの楽曲をすでに聴いたことがあるそうです。もっとも、歌詞に暴言が含まれているため、批判的な意見もありました。

過激な要素は歌詞だけではありません。ジャケット写真は、無数の切り傷が入り、血が滲んだ、のこの右腕を撮影したものが使用されています。この写真は、の子自身がセレクトしたものです。衝撃的なビジュアルも話題を呼びました。

プロモーションビデオ（PV）に関しては、デモバージョンが存在していましたが、今回のリリースに合わせて新たに制作されました。PVのディレクターは、の子自身が担当しています。PVは、YouTubeの大島亮介チャンネルにて公開されています。

収録曲

1. 夕方のピアノ [3:32]
作詞・作曲：の子、編曲：神聖かまってちゃん
2. 夕方のピアノ（カラオケver.）

曲終了後、約3秒後にシークレットトラックとして「肉魔法」が収録されています。

演奏者

mono - キーボード
の子 - ボーカル、ギター
みさこ - ドラムス、コーラス
* ちばぎん - ベース、コーラス

「夕方のピアノ」は、神聖かまってちゃんのインディーズ時代を代表する楽曲の一つであり、彼らの過激で独特な世界観を象徴する作品と言えるでしょう。限定生産ということもあり、現在では入手困難なアイテムとなっています。

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