外山斎

外山斎（とやま いつき）

外山斎（とやま いつき、1976年4月23日生まれ）は、日本の政治家として活動していた人物で、元参議院議員として知られています。選挙活動では「外山イツキ」という表記も使用されており、その行動が注目を集めています。

経歴

外山は、宮崎県日南市に生まれました。高校を卒業後、エセックス大学に留学し、社会学を学びました。彼の卒業論文では日本の部落差別について取り上げるなど、社会問題に関心を寄せていました。2005年には、松下新平参議院議員の秘書として政治の世界に足を踏み入れました。その後、2005年の衆議院議員選挙に民主党から出馬しましたが、惜しくも落選。

その後も、党内での役割を担い、2007年の参議院選挙に無所属で出馬し当選しました。参議院内では民主党・新緑風会に所属し、政策の議論に参加しましたが、国籍法改正案には反対票を投じるなど、自身の意見を貫いていました。

2012年には、野田内閣の消費増税に反発し、民主党を離党した後、国民の生活が第一に参加し、その後日本未来の党から立候補しましたが、再び落選しました。以降も政治活動を続け、様々な党に所属してきました。2014年からは維新の党に所属し、その後の選挙でも積極的に立候補しましたが、なかなか当選を果たせず、2018年には無所属に。

2020年からは日本維新の会に復党し、再び宮崎1区から選挙に挑み、2021年の選挙でも惜敗しました。2024年には再度出馬予定でしたが、選挙後には政治活動に一区切りをつける意向を示しています。

政策・主張

外山はその政治的立場と主張の明確さで知られています。慰安婦問題については、河野談話や日韓慰安婦合意に強く反対しており、これらが日本にとって不利な結果をもたらすと評価しています。また、選択的夫婦別姓制度についてもどちらかといえば反対の立場を取っています。彼は、安倍政権の外交政策についても厳しい見解を持っており、特に慰安婦問題に対する対応を批判してきました。

北方領土問題に対しても、強硬な意見を述べ、中国の影響下にある状況に懸念を示しています。政治的言動においては、十分な根拠をもって主張しており、国内外から注目を浴びています。

家族背景

外山は政治家一家として知られており、彼の祖母の父親は海軍大佐であり、さらに高祖父は海軍中将といった背景があります。彼自身は宮崎市議会議員である外山ちぐさと結婚しています。

活動

特に河野洋平の参考人招致に関する要求を行い、河野談話の発表についての問題点を指摘してきたことが印象的です。その際には、「河野談話が歴史に歪みをもたらしている」という意見を持ち、韓国メディアなどから「極右政治家」として批判されることもありました。彼の発言は国内外での議論を引き起こし、慰安婦問題についての立場を明らかにしてきました。

所属団体

外山はその間、様々な議員連盟や団体に所属し、政治活動に積極的に関与してきました。彼の政治経歴は多岐にわたり、独自の視点で日本の社会に影響を与えてきました。

外山斎の政治家としての活動は多様であり、その影響力は今後も注目され続けることでしょう。

もう一度検索