多古町農業協同組合

JA多古町（多古町農業協同組合）は、千葉県北東部に位置する多古町に本所を構え、地域農業の振興に貢献してきた組織です。2020年1月1日に佐原農業協同組合と合併し、新たに「かとり農業協同組合」として再スタートを切りました。

多古町は、肥沃な土地と温暖な気候に恵まれ、米や野菜などの生産が盛んな地域です。JA多古町は、組合員である農家の経営支援、生産技術の向上、農産物の販売促進など、多岐にわたる事業を展開していました。

主な事業内容

営農指導: 専門の職員が、農家に対して栽培技術や経営に関するアドバイスを行っていました。新品種の導入や病害虫対策、肥料の効率的な使い方など、きめ細やかな指導を通じて、収量や品質の向上を支援していました。
販売事業: 組合員が生産した農産物を集荷し、市場やスーパーなどへ販売していました。JAブランドの確立や、地域特産品の開発にも力を入れ、農家の所得向上に貢献していました。JA直売所「四季の里」では、新鮮な地元産の農産物を消費者に直接販売し、地産地消を推進していました。
購買事業: 農業に必要な資材（肥料、農薬、種子など）や、生活に必要な物資を組合員に提供していました。スケールメリットを生かした価格交渉により、資材コストの削減を図っていました。
金融事業: 貯金、貸付、為替などの金融サービスを提供していました。農家の経営資金や生活資金の融資、農業関連施設の建設資金の融資など、地域農業の発展を資金面から支えていました。
* 共済事業: 生命共済、建物共済、自動車共済などの共済商品を提供していました。組合員の生活におけるリスクに備え、安心して農業に取り組める環境づくりを支援していました。

合併の経緯

JA多古町は、経営基盤の強化と、より効率的な事業運営を目指し、佐原農業協同組合との合併を決断しました。合併により、経営資源の集約、事業規模の拡大、組織体制の強化が図られ、組合員へのサービス向上に繋がることが期待されました。

2020年1月1日に発足したかとり農業協同組合は、多古町を含む香取地域一帯をカバーする広域JAとして、地域農業の発展に貢献しています。JA多古町の精神は、かとり農業協同組合に引き継がれ、新たな時代に向けて更なる発展を目指しています。

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