多答クイズ

多答クイズとは

多答クイズは、一つの問題に対し複数の答えが求められるクイズ形式です。例えば、「山手線の駅名」や「日本の都道府県名」などが挙げられます。多岐にわたる知識はもちろんのこと、相手の出方や状況を読み解く力も試される、奥深いクイズと言えるでしょう。

多答クイズの種類

多答クイズには様々な種類が存在し、それぞれ異なるルールと戦略が求められます。

1. 多答

最も基本的な形式で、正解を多く答えた人が高得点を得ます。知識量が直接的に有利に働くため、博識な人ほど有利です。全問正解するとボーナス点が加算されることもあります。

2. 独創性多答

他の参加者と重複しない答えを一つだけ書く形式です。マイナーな答えを狙うことで重複を避けられますが、他の参加者が同様の戦略を取る可能性も考慮する必要があります。相手の思考を予測する心理戦の要素が強く、知識量だけでなく、洞察力も重要になります。

利用例:
『全国高等学校クイズ選手権』：早押しクイズで解答者を決定後、指定されたチーム数の書いた答えと重複がなければクリアとなります。
『クイズ!ヘキサゴン2』：「相手が書かない答えでシュート！PKクイズ」として、ペナルティーキックを模した形式で行われました。
『ネットワーク対戦クイズ Answer×Answer2』：「あまのじゃくクイズ」が該当します。選択肢から選ぶ形式のため、自由回答式よりも心理戦の度合いが高いです。

3. 協調性多答

指定された人数と重複する答えを一つだけ書く形式です。正解者が多いほど高得点が得られますが、簡単な答えは重複しやすく、難しい答えは誰とも一致しない可能性があります。的確な難易度の答えを見つけるバランス感覚が重要となります。

利用例:
『マジカル頭脳パワー!!』：「マジカルインスピレーション」が該当し、答えが同じ人数が多いほど高得点が得られました。
『クイズ！ヘキサゴン2』：代表者の回答を予想し、他のチームメンバーが予想する「もちろんクイズ」というコーナーがありました。

4. 山手線クイズ

順番に答えを一つずつ答えていく形式です。答えられなくなった時点で負けとなります。後になるほど答えられる選択肢が少なくなり、難易度が上がります。回答順が結果を左右する可能性もあります。

5. チーム多答

複数人でチームを組み、一人ずつ順番に答えを答えていく形式です。最後のメンバーまで答えられればクリアとなります。チーム内の戦略や、メンバーの得意分野を考慮した順番決めが重要になります。チームワークが試される形式と言えるでしょう。

利用例:
『ネプリーグ』の「ファイブボンバー」が有名です。
『Qさま!!』の「プレッシャースタディー」も類似例として挙げられます。

まとめ

多答クイズは、知識だけでなく、心理戦やチームワークなど、様々な要素が絡み合う奥深いクイズ形式です。それぞれの形式に合わせた戦略を立て、多答クイズの世界を楽しみましょう。

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