夜にはぐれて 〜Where Were You Last Night〜

夜にはぐれて 〜Where Were You Last Night〜

Winkの8作目となるシングル『夜にはぐれて 〜Where Were You Last Night〜』は、1990年7月4日にポリスターからリリースされました。本作は、スウェーデンの歌手アンキー・バッガーによるヒット曲「Where Were You Last Night」を日本語詞にアレンジしたもので、及川眠子が作詞、門倉聡が編曲を手がけました。楽曲は、Winkの独自のスタイルを加え、日本のリスナーにも親しまれることとなります。

このシングルには、両A面のカップリング曲として「想い出までそばにいて 〜Welcome To The Edge〜」が収録されています。この曲はアメリカのソープオペラ『Santa Barbara』で使用されていた「Welcome to the Edge」を元にしており、同じく及川眠子による日本語詞と門倉聡の編曲が特徴です。ビリー・ヒューズによる作詞・作曲のこの楽曲は、後にヒューズ自身が「とどかぬ想い〜Welcome to the Edge〜」としてセルフカバーし、1991年のフジテレビドラマ『もう誰も愛さない』の主題歌としても知られることとなります。

発売当初、本シングルはオリコン週間ランキングで初登場2位を記録し、以降15週にわたり100位以内にランクインしました。最終的には1990年度のオリコン年間ランキングで33位にランクインし、29.128万枚の売上を達成しました。音楽シーンにおけるWinkの存在感を強く印象づける楽曲として評価されています。

リリース直前には、Winkのメンバー鈴木早智子が急性肝炎のために療養を余儀なくされ、その影響で音楽番組では相田翔子が一時的に表題曲を単独で歌唱することとなりました。この困難な状況にも関わらず、ファンの支持を受けることで、Winkはキャリアを築いていきました。

収録曲

1. 夜にはぐれて 〜Where Were You Last Night〜

• - 作詞・作曲: アレクサンダー・バード、ティム・ノレル、オーラ・ハーンカンソン

2. 想い出までそばにいて 〜Welcome To The Edge〜

• - 作詞・作曲: ログザンヌ・シーマン、ドミニック・メッシンガー、ビリー・ヒューズ

収録アルバム

このシングルに収録された楽曲は、彼女たちのアルバムやリミックス集にも取り上げられ、多くの形でリスナーに楽しんでもらっています。

「夜にはぐれて」は、各種リミックスバージョンやオリジナルカラオケとしても様々なアルバムに収録され、音楽愛好者に親しまれています。一方で「想い出までそばにいて」も、その魅力を余すことなく収録されており、Winkの活動の中で重要な役割を果たしています。

テレビでのパフォーマンス

リリース後は、Winkはテレビ音楽番組においても多くのパフォーマンスを行い、楽曲の人気を広めるために積極的に活動しました。彼女たちのスタイルとパフォーマンスは多くの視聴者に愛され続けています。これらの歌唱は後にDVDやビデオで視聴可能となり、今でもファンからの支持を受け続けています。

『夜にはぐれて』と『想い出までそばにいて』は、Winkの代表的なシングルとして、90年代のJ-POPシーンに鮮明な色合いを持たせており、今後も語り継がれていくことでしょう。

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