夜はドキドキ!!

『夜はドキドキ!!』について

『夜はドキドキ!!』は、1985年4月6日から同年12月21日まで、フジテレビ系列において放送されていた関西テレビ制作の人気クイズ番組です。番組は毎週土曜日の23時から30分間の枠で放送されました。この番組の特徴的な部分の一つは、前番組『新・パンチDEデート』からの引き継ぎで、MIZUNOの一社提供という形で行われていた点です。司会者席や解答者席には、MIZUNOの「M」のロゴが設置されていました。

司会を務めたのは、当時人気のタレントである山城新伍です。彼の軽快なトークとユーモアが番組の魅力を一層引き立てました。

番組の進行形式

『夜はドキドキ!!』では、2人1組の女性ペアが4組参加して競います。各ペアは3000点の持ち点からスタートし、当初は男女ペアでの出演もありましたが、後に女性ペアに特化しました。

参加者は、以下の5つのジャンルから出題される問題に挑戦します。

• - 流行
• - 風俗
• - ファッション
• - スポーツ
• - グルメ

各問題には事前に設定された「倍率」が付けられており、そのクイズの種類によって「2倍クイズ」「4倍クイズ」「6倍クイズ」といった区分けがされています。出題後、ペアはそれぞれフリップに解答と賭け点を記入し、それをもとに正解VTRが流れて、正解であれば得点が加算され、不正解であればその分が減点されます。特に注意が必要なのは、持ち点が0点以下になった場合、そのペアはマイナスの状態から次の問題に挑むことになります。

最終的に最も持ち点が高いペアは、豪華な海外旅行を獲得するためのチャレンジ・ゲームに挑むことができます。スポンサーのミズノからはスポーツウェアやグッズが授与されるほか、松下電器産業製のオーディオ機器や旭光学工業製のカメラといった賞品も用意されています。

チャレンジ・ゲームの内容

チャレンジ・ゲームは番組のクライマックスで、前期と後期で異なる形式が採用されました。

前期

この時期のチャレンジ・ゲームでは、観客から選ばれた男性と3つのボックスに入っているモデル女性の中から1人を選びました。選ばれたペアが紙吹雪が舞うと海外旅行が当選し、水や小麦粉をかぶると旅行のチャンスは失われます。この形式は後の『たかじん胸いっぱい』においても見られる要素となっています。

後期

後期では、パズルやその他の指定されたゲームに挑戦し、60秒の制限時間内に完成させる必要がありました。成功すれば海外旅行が獲得できるというシンプルなルールでしたが、緊張感あふれる展開が視聴者を惹きつけました。

放送されていた地域について

この番組は、クロスネット局であるテレビ大分では火曜日の19時から19時30分の枠で放送されていました。このように、全国的に多くの地域において視聴できることが、多くのファンに支持される要因の一つとなっていました。『夜はドキドキ!!』は、エンターテイメント性と知的好奇心を刺激する内容で、視聴者に印象を残すことの出来た番組でした。

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