大キングコング 情熱!しゃべり隊!!

大キングコング 情熱!しゃべり隊!!

『大キングコング 情熱!しゃべり隊!!』は、読売テレビ（ytv）で放送されていたトークバラエティ番組で、2007年4月から2009年3月までの期間、毎月最終土曜日の深夜にオンエアされていました。この番組は、キングコングにとって初の冠番組であり、大阪市の提供により独自の広報番組の形態として位置づけられています。

番組の放送時間は、0時50分から1時45分までで、特別番組などにより時間が変更されることもありました。ハイビジョン制作と字幕放送も行われており、視聴者に配慮した形で進行されました。

番組の構成

この番組の主な目的は、大阪や日本が抱えるさまざまな社会問題を扱うことであり、西野と梶原が進行役として登場します。彼らはゲストや公募で選ばれた若者たち（しゃべり隊）と共に、熱い討論を繰り広げます。しゃべり隊は、主に18歳から30代までの大阪在住の男女で構成されており、各回に若者の視点から意見を出し合う貴重な場となりました。

紹介されたテーマ

番組では多様なテーマが取り上げられ、視聴者に新たな視点を提供しました。例えば、初回放送では「大阪人ってどやねん!?」というテーマを扱い、地域のアイデンティティを探る内容でした。その後も「働くってなんやねん!?」や「家族ってなに!?」など、日常生活に密着した議題が設定され、時には若者の悩みや興味についても深く掘り下げられました。特に、「悪質商法にダマされるな！」や「あなたの悩みをマジで考えてみますスペシャル」などでは、参加者の実体験を基にリアルな意見が交わされ、視聴者にとっても共感を呼ぶ場面が多かったです。

出演者

出演者には、メイン司会としてキングコングの西野亮廣と梶原雄太がいます。さらに、読売テレビのアナウンサー虎谷温子や、ゲストとして多くの芸能人が参加しました。ナレーションを担当したのは尾山憲一さんで、軽快なおしゃべりが番組にスパイスを加えていました。
また、イシバシハザマやスマイルなどの芸人たちもさまざまなコーナーに出演し、大阪文化の魅力を引き立てました。

スタッフの役割

番組の裏側では、さまざまなスタッフが支えています。構成には二宮一泰やハスミマサオが関与し、演出は八田隆が担当。番組の映像的な要素や技術面も重要で、照明や音声、カメラワークに至るまで、各専門家が協力してクオリティを向上させていました。特に、西野亮廣のイラストが作品に彩りを加え、一部のコーナーでは視覚的な楽しい演出が施されていました。

収録と提供

収録は大阪のヨシモト∞ホールで行われ、大阪市の協力を受けて放送されていました。質の高い制作を目指す読売テレビと、吉本興業のタッグにより、地域密着型の番組が実現した例とも言えます。

『大キングコング 情熱!しゃべり隊!!』は、ただのバラエティ番組ではなく、大阪の発信する問題提起の場として、多くの人々に影響を与えた2年間の歴史を持ちます。

もう一度検索