大介ゴール!

大介ゴール!

『大介ゴール!』は、馬場民雄による日本のサッカー漫画作品で、1997年から1998年にかけて『週刊少年チャンピオン』（秋田書店）にて連載されました。単行本は全8巻。

概要

物語は、試合中の事故で足が再起不能となり、サッカー部でのプレイを諦めざるを得なくなった主人公・山本大介が、マネージャーとして天馬高校サッカー部を支える姿から始まります。当初は、選手の世話や作戦立案など、裏方としてチームに貢献する大介の活躍が描かれていました。

しかし、連載途中で物語は大きく方向転換します。大介の足が奇跡的に回復し、過酷なリハビリを経て、彼は再びピッチに立つことを決意します。スーパーサブとして、そして最終的にはレギュラーメンバーとして、チームと共に全国優勝を目指す、という王道のサッカー漫画へと展開していくことになります。

登場人物

天馬高校サッカー部

山本大介：主人公。中学時代の怪我でサッカーを諦めかけたが、天馬高校で再びフィールドに立つことを目指す。当初は10分間のみの出場だったが、新監督の指導の下、リハビリを経てフル出場が可能になる。
石塚武士：ゴールキーパー。積極的なプレイスタイルが特徴。
寺井高史：ディフェンダー。右サイドバック。大介に誘われてサッカー部に入部。当初は肥満体型だった。
高木誠：ディフェンダー。左サイドバック。
沢村昭夫：センターバック。俊足を生かしたカバーリングを得意とする。
大西五里：センターバック。大介に誘われて入部。大介が出場するようになってからはサブに回ることが多くなる。巨漢で寡黙。「いつり」と読む。
杉原和也：ミッドフィルダー。
宮下範明：主将。リベロを務める。チームの精神的支柱であり、穏やかな性格で女性人気が高い。
緒方真澄：ミッドフィルダー。攻撃時には主に左サイドから参加。クールな性格。
南太基：ミッドフィルダー。スキンヘッドが特徴。右サイドからのドリブル突破を得意とする。
立嶋耕平：フォワード。天馬高校の1トップを任されるストライカー。190cm近い長身を生かしたパワープレイだけでなく、高度なテクニックも持ち合わせている。激しい性格だが、幼馴染のマネージャー、川野水希には弱い。
奥田研一：ミッドフィルダー。特徴的な鼻をしている。
喜多道夫：ミッドフィルダー。見た目はひ弱だが、チーム一のスタミナと運動量を誇る。基本的には大介の代役として出場。
川野水希：サッカー部のマネージャー。立嶋耕平とは幼馴染。

『大介ゴール!』は、怪我で挫折を味わった主人公が、再び夢を追いかける姿を描いた、スポーツ漫画です。友情や努力、そして勝利への熱い想いが込められた作品と言えるでしょう。

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