大住有加

中山 有加 (なかやま ゆか) - 元女子柔道家・ブラジリアン柔術選手

中山有加は1988年12月5日生まれ、徳島県の出身です。旧姓は大住であり、女子柔道界において多くの輝かしい業績を残した後、現在はブラジリアン柔術選手として活動しています。彼女は63kg級の選手で、身長174cmの長身を活かした競技スタイルが特徴です。段位は四段を持ち、特に寝技に関しては三角絞めに自信を持っています。

経歴

中山は3歳から柔道に親しみ、佐古真導館にてその基礎を学びました。中学校から徳島北高校へ進学しますが、高校時代は特に目立った成績は残しませんでした。しかし、2007年に環太平洋大学へ進学した後は着実に力をつけ始め、在学中には学生体重別団体で優勝を果たしました。

2011年にはJR東日本に所属し、2012年には講道館杯70kg級で準優勝を飾ります。その後、選抜体重別でも2位という結果を残しました。選手生活を進める中で、70kg級では力強い相手にパワー負けしてしまうことに気づき、63kg級へと階級を下げました。この判断が功を奏し、彼女は63kg級での競技で実業個人戦やワールドコンバットゲームズの団体戦での優勝を果たしました。

さらに講道館杯63kg級では3位となり、2014年の選抜体重別では決勝で大学時代の同期を破って優勝しました。以降も順調に実績を重ね、2017年と2018年の講道館杯では3位に入賞し、競技者としての評価が高まりました。

引退とその後

中山は2019年に全日本選手権東京予選で3位になるも、本戦では初戦で破れたことをきっかけに現役引退を発表しました。引退後はJR東日本柔道部のコーチとして後進の育成にも力を注いでいましたが、のちに退社し、ブラジリアン柔術に挑戦することを決意します。

技術とスタイル

彼女の組み手は左利きであり、特に寝技が得意とされていますが、三角絞めを使った攻撃がしばしば試合を決定づける技になることが多かったと言われています。63kg級と70kg級の両方での挑戦が彼女の成績を支え、柔道界での幅広い経験がその後の柔術選手としての成長にも寄与しています。

メディアへの出演

中山有加は、2015年4月11日にTBSの「炎の体育会TV」にも出演し、自身の競技人生やトレーニングの様子をファンに向けて発信しました。

中山有加はそのキャリアを通じて、多くの試合での成功だけでなく、競技者としての成長を遂げ、現在も柔術選手として新たな挑戦を続けています。

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