大分大学教育学部附属中学校

大分大学教育学部附属中学校

大分大学教育学部附属中学校は、大分県大分市に位置し、1949年に開校した国立中学校です。学校は、教育学部に附属しており、これにより質の高い教育が特徴です。2016年には長年の改称を経て、再び現在の名称に戻りました。校訓には「高い学力・深い愛の心・堪え忍ぶ力」とあり、これに基づいた教育が行われています。

校章と校歌

学校の校章は桜の花を背景に「附中」の文字が縦書きで描かれています。この校章は、地域に根差す学校の象徴でもあります。また、学校の校歌「青垣の山」は、創立当初からの教諭によって作詞・作曲されたもので、校名は登場しませんが、生徒たちに親しまれています。

校の歴史

学校は1949年4月、「大分師範学校附属中学校」としてスタートしました。その後、1951年には大分大学の設立に伴い、「大分大学大分師範学校附属中学校」に改名、さらに1966年には「大分大学教育学部附属中学校」となりました。創立から70年余りの歴史を持ち、多くの教育的な成果を上げています。

特に注目すべきは、1999年に創立50周年を迎えた際の式典とその後の進展です。新校舎の建設や、コンピュータ教室の設立など、学校の設備は常に更新されてきました。国際交流には1996年にニュージーランドのジョンポールカレッジとの姉妹校協定があり、留学制度も導入されています。

部活動と研究活動

運動部では、軟式野球部やソフトテニス部、バスケットボール部、バレーボール部などが活動しており、文化部も充実しています。特にディベート同好会は、全国大会の出場権を獲得する等、優れた成績を収めています。

交通アクセスと周辺環境

大分大学教育学部附属中学校は、JR日豊本線の「大分駅」および「西大分駅」に近接しています。また、最寄りのバス停「大分市営グランド前」からは大分駅前行きのバスが運行されています。周辺は、大分大学教育学部附属の幼稚園、小学校、特別支援学校などがあり、教育の一環として豊かな環境が整っています。

最近のニュース

2023年5月には、校内放送で「君が代」を流した際の問題が全国的に報道される事件が発生しました。学校側はこの件に対して迅速に対応し、状況は解決済みとして説明していますが、その後の影響については様々な意見が寄せられています。

著名な出身者

この学校には数多くの著名な卒業生がいます。例えば、ジェイリース創業者の中島拓や、女優の宮崎美子、ジャズピアニストの辛島文雄など多分野で活躍している先輩が数多くいます。

このように、大分大学教育学部附属中学校は歴史ある学び舎であり、質の高い教育と豊かな学校生活を学生に提供しています。

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