大分東警察署

大分東警察署：大分市東部の安全を守る拠点

大分東警察署は、大分県警察が管轄する15の警察署の一つであり、大分市東部地域を担当する重要な警察機関です。県内では人員規模が上位4位にランクインする、大規模な警察署です。

老朽化と災害リスクへの対応：新庁舎建設

以前の庁舎は1972年に建設された3階建ての鉄筋コンクリート造りで、敷地面積5,842㎡、延床面積2,103㎡でした。しかし、老朽化に加え、手狭なスペースや、海に近い立地による津波被害のリスクが懸念されるようになりました。これらの問題を解決するため、2016年から約1.2km内陸側に位置する新たな場所に庁舎の建設工事が開始されました。2018年3月12日、新庁舎への移転が完了し、業務を開始しました。新庁舎は、最新の設備と耐震性を備え、地域住民の安全と安心をより一層高めるための体制が整えられています。

沿革：組織再編と地域ニーズへの対応

大分東警察署は、時代の変化とともに組織改編や施設整備を繰り返して来ました。

1972年: 旧庁舎（大分市三佐）が完成しました。
2005年: 大分市と周辺町村の合併に伴い、佐賀関警察署と統合されました。
2014年: 明治交番を新築移転し、横尾交番と名称変更されました。
2015年: 松岡駐在所と川添駐在所を横尾交番に統合し、鶴崎駅前交番の管轄区域を変更しました。
2018年: 新庁舎に移転し業務を開始。佐賀関幹部交番を廃止し、佐賀関駐在所を新設しました。また、5つの駐在所を廃止し、坂ノ市交番を新設するなど、組織再編を行いました。これらの変更は、より効率的で住民ニーズに沿った警察活動を行うための措置です。

管轄区域と交番・駐在所

大分東警察署は、広範囲な地域を管轄しており、複数の交番と駐在所が配置されています。それぞれの交番・駐在所は、地域特性を踏まえた体制で、住民の安全と安心を守る活動を行っています。

鶴崎駅前交番: 大分市鶴崎地区を管轄
大在交番: 大分市大在地区を管轄
横尾交番: 大分市横尾地区を管轄
坂ノ市交番: 大分市坂ノ市地区を管轄
佐賀関警察官駐在所: 大分市佐賀関地区を管轄

各交番・駐在所の管轄区域は、詳細な丁目や大字を指定して明確に定められています。

警備体制：海域警備も担う

大分東警察署は、陸上だけでなく、沿岸部における警備活動も重要な任務としています。そのため、警備艇「大2 ゆふ」を配備し、海上の安全確保にも貢献しています。

未解決事件

大分東警察署は、過去に発生した未解決事件にも取り組んでいます。例えば、「大分市松岡特定郵便局敷地内強盗殺人事件」など、過去の事件の解決に向けて継続的な捜査が行われています。

まとめ

大分東警察署は、新庁舎への移転、組織再編、そして最新の設備導入によって、更なる地域安全への貢献を目指しています。広範囲な管轄区域において、交番・駐在所と連携し、住民の安全と安心を守るために、日々活動を続けています。

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