大分県農業協同組合

大分県農業協同組合（JAおおいた）

大分県農業協同組合（JAおおいた）は、2008年6月1日に大分県内の16の農業協同組合が合併し、設立された団体です。本部は大分市花園にあり、県内には69の支店と4つの出張所を擁しています。JAおおいたは、地域の農業発展を目的とし、農家や消費者のための様々なサービスを提供しています。

設立の背景

JAおおいたの設立は、2007年に始まった県域JA設立推進協議会に端を発しています。この協議会には、大分県内の23の農業協同組合のうち20が参加し、農業の活性化を目指して合併に向けて動き始めました。2007年12月には、別府市農業協同組合や日出町農業協同組合などの4組合を除く16の組合が合併予備契約に調印しました。

合併と展開を経た発展

JAおおいたが発足後、2010年には杵築市農業協同組合と合併し、さらに2021年には玖珠九重農業協同組合と九重町飯田農業協同組合を抱え込む形で規模を拡大しました。これにより、JAおおいたは、大分県内の多くの農業者を取り込むことに成功し、地域の農業をより力強く支える体制を築いていきました。

組合の基盤

JAおおいたの出資金は84億円、総資産は5,577億円に上ります。組合員数は101,597人、役員数は45人、そして職員数は2,030人と、地域における影響力を持つ組織となっています。これらの数値は、JAおおいたが地域農業の支援にどれほど真剣に取り組んでいるかを示すものです。

事業区域と今後の展望

JAおおいたは、別府市と日出町を除く大分県内の13市、2町、1村を事業区域にしています。県域単一のJA実現には至っていないものの、その活動は地域農業の発展に確実に寄与しています。今後も、さらなる合併や活動の多様化が期待され、JAおおいたが地域の皆様にとってより良いパートナーとして機能することが望まれています。

まとめ

大分県農業協同組合（JAおおいた）は、地域の農業者や消費者を結ぶ重要な役割を果たしている組織です。合併によって規模を拡大し、より広範なサービスの提供が可能になった現在、JAおおいたは大分県の農業発展の核として、今後のさらなる成長が期待されています。

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