大原めぐみ

大原めぐみについて

大原めぐみ（おおはら めぐみ）は、1975年4月16日生まれの日本の女性声優で、東京都に出生し、現在はケッケコーポレーションに属しています。彼女の経歴や芸能界に入った背景、生い立ちなどをたどってみましょう。

児童劇団からのスタート

幼少期、大原は父親の勧めにより、児童劇団に参加しました。役柄を持つことはあまりなかったものの、テレビCMのエキストラや演劇クラブでの活動を通じて演技の基礎に触れます。当時は声優という職業についての認識は薄かったものの、人のモノマネへの興味が彼女の演技への情熱の芽生えとなったのかもしれません。

声優への憧れ

ふとした時期に声優という職業が華やかで魅力的だと感じ、10代の後半になり、声優に憧れを抱くようになります。しかし、勉強が苦手だった彼女は、英語を学ぶために専門学校に進学します。その後、雑誌で目にした声優オーディションに応募し、緊張しながらも舞台経験を積むも不合格となります。それでも、1次審査を通過したことが自信となり、声優になる可能性を感じ始めました。

声優養成所への挑戦

27歳のとき、大原は結婚・出産の後、声優の夢を再び追う決心をします。夫の支えを受け、松濤アクターズギムナジウム（SAG）声優部に入ることに。週に一度のレッスンをこなしながら家庭の育児も大事にしていました。育児と声優業の両立の大変さを、彼女はしばしば振り返ります。

声優デビューと『ドラえもん』の役

声優養成所に通ってから1年後、ケッケコーポレーションの声優オーディションを受けると、緊張しながらも「準合格」という結果をつかみます。この期間に出演したゲーム『THE 鑑識官』で声優デビューを果たし、その後の2005年、ついに『ドラえもん』の野比のび太役に選ばれます。倍率は約120倍という厳しいものでした。

大原はオーディションの際、憧れの作品に参加できる喜びを感じながらも合格の可能性を考えたことはなかったと言います。この瞬間のドキドキ感や、その後の緊張感は彼女の心に深く刻まれています。オーディションプロセスでの道のりは、彼女にとって夢の実現への一歩となりました。

ともに歩む仲間たち

大原は、声優業での表現方法に苦しむこともありましたが、先輩たちのアドバイスを受けながら成長していきます。『ドラえもん』の収録にあたっては、多くの仲間と共に切磋琢磨し、彼らとのやりとりが彼女の演技に多くの影響を与えました。特に水田わさびさんやかかずゆみさんとの交流は、彼女の心の支えとなったことでしょう。

仕事と育児の両立

大原は育児と声優業の両立に苦悩しつつも、家庭を大切にしながら勤務しています。夫は非常に協力的で、彼女のキャリアを支援してくれる存在です。充実した家庭生活と仕事の両立を目指し、日々新しい挑戦を続ける姿勢には感銘を受けます。

趣味や特技

趣味は料理や音楽鑑賞で、美容師免許を持ちながら、英語検定準2級も取得しています。彼女の座右の銘は『失敗は成功のもと』で、試行錯誤を重ねながら成長を続ける様子が伺えます。

このように大原めぐみの声優としての人生は、挑戦と喜び、そして仲間との交流に彩られています。これからの活躍にも多くの期待が寄せられています。

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