大和市立図書館

大和市立図書館の概要

大和市立図書館は神奈川県大和市に位置し、市が設立した公共図書館の名称及びその総称です。ここには本館と呼ばれる図書館のほか、中央林間図書館や渋谷図書館があり、さらに二つの図書室も併設されています。全館の蔵書は586,553冊に上り、2017年度には1,268,923冊もの貸出が行われた実績があります。

歴史の流れ

大和市立図書館の歴史は、1928年にさかのぼります。この年、御大典記念事業として大和村の尋常高等小学校に図書館が設置され、同年の11月には渋谷村にも図書館が開設されました。しかし、戦争の影響で渋谷村の図書館は運営を停止しました。多くの歴史的な変遷を経て、1949年に渋谷町立図書館が開館し、その後も地域の合併や名称変更を経ながら、1968年に大和市立図書館と改称され現在に至ります。

1964年からは市民会館に図書室を開設し、1969年には渋谷文化会館に移転、1972年には中央文化会館へと移動しました。1982年に大和市立図書館が新館に移転し、その後も地域との相互利用協定を締結しながら情報サービスを拡充してきました。2016年には文化創造拠点シリウスへと引っ越し、新たなスタートを切りました。

サービス内容と施設

大和市立図書館は、誰でも入館可能で、図書の館外貸出には利用者登録が必要です。大和市に在住または在勤、在学の方はもちろん、相互利用協定を結んでいる近隣市に住む方も登録することで貸出サービスを利用できます。貸出は図書10冊まで、期間は2週間です。返却はどの図書館・図書室でも可能であり、大和市内には9か所の返却ポストも設置されています。

現在、主な施設は「YAMATO文化森」に位置し、地上6階・地下1階の構造を持っています。特に、館内には芸術文化ホールや生涯学習センターも併設されており、多様な文化交流が図られています。1階にはスターバックスが併設され、飲食を行うスペースも設けられています。飲み物の持ち込みが可能で、特定のスペースでは軽食を取ることも許可されています。

開館時間と休館日

開館時間は、3階が午前9時から午後7時まで、4階と5階は平日が午後9時まで、日祝は午後8時までとなっています。また、休館日は12月31日と1月1日です。利用者の利便性を考慮し、様々な時間帯に合わせた開館が行われています。

その他の図書館と図書室

大和市立図書館は中央林間図書館や渋谷図書館とともに、地域に密着した図書サービスを提供しています。特に、中央林間図書館は新しく開館され、渋谷図書館は多くの学習センターとしても機能しており、地域住民の知識と文化の発展に寄与しています。

このように、大和市立図書館は地域の文化拠点としての役割を果たし、情報提供だけでなく、コミュニティとの交流を深める大切な場所となっています。

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