大城純男

大城純男（おおしろ すみお）は、日本の経済学者であり、現在は札幌大学法学部教授を務めています。博士（経済学）の学位を持ち、都市経済学、地域経済学、環境経済学、公共経済学、まちづくり、都市計画、地方自治、法学概論、地方自治法、政策法務論など、幅広い分野を研究対象としています。

1951年4月に静岡県浜松市に生まれた大城氏は、1975年3月に名古屋大学法学部法律学科を卒業後、名古屋市役所に就職しました。市役所では、地下鉄・市バス、留学生支援、観光・コンベンション・メッセ振興、研究学園都市、統計解析、市マスタープラン策定、生涯学習、図書館、まちづくり、NPOとの協働、外資系企業誘致など、多岐にわたる業務を担当しました。これらの実務経験は、後の研究活動に大きな影響を与えたと考えられます。

2001年3月には名古屋大学大学院経済学研究科修士課程を修了し、経済学修士の学位を取得。さらに、2004年3月には中京大学大学院経済学研究科博士後期課程を単位取得満期退学し、2007年9月には中京大学より博士（経済学）の学位を授与されました。

2008年3月に名古屋市役所を早期退職し、同年4月より札幌大学法学部教授に就任しました。大学では、都市経済学、地域経済学といった専門分野の研究・教育活動に従事する傍ら、北海道政策評価委員会委員や日本自然保護協会自然観察指導員などの社会活動にも積極的に参加しています。

大城氏の所属学会は、RSAI（Regional Science Association International）、日本地域学会、応用地域学会、都市計画学会、経済地理学会、日本観光学会、都市地理学会など多岐にわたります。これらの学会での研究発表や議論を通じて、学術的な交流を深めています。

主要な著書としては、『都市の環境評価と都市政策』（大学教育出版、2007年）や『新図表地方自治法・公務員法』（東京法令出版）などがあります。これらの著書は、都市経済学や地方自治に関する理論的・実証的な研究成果をまとめたものであり、学界や実務界に貢献しています。

大城純男氏は、長年にわたる地方自治体での実務経験と、大学院での専門的な研究を通して、都市経済学、地域経済学の発展に寄与しています。その活動は、学術研究にとどまらず、社会貢献にも及んでおり、多方面で活躍する経済学者として評価されています。

研究室ブログや札幌大学大城純男研究室のウェブサイトを通じて、研究活動や社会活動に関する情報を発信しています。

所属研究会は、計量分析研究会、札幌大学地域システム研究会、札幌地方自治法研究会です。

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