大妻中野中学校・高等学校

大妻中野中学校・高等学校

大妻中野中学校・高等学校は、日本の東京都中野区上高田にある私立の女子校で、完全中高一貫教育を実施しています。この学校は、学校法人大妻学院によって運営されています。略称は「妻中（つまなか）」で、卒業生たちに親しまれている呼称です。

沿革

学校の歴史は1941年に遡り、その当初は文園高等女学校という名称で創立されました。福島県郡山の豪商であった佐藤伝吉氏が、早逝した愛娘の供養を目的に設立したもので、多くの女の子たちの育成が悲願でした。1971年には校名が中野女子高等学校に変更され、その後法人名も学校法人誠美学園に改められました。

1972年には、大妻女子大学の傘下に入ることとなり、さらに中野女子高等学校は大妻女子大学中野女子高等学校に名称変更が行われました。その後、1995年には大妻中野高等学校と改名され、そのタイミングで大妻中野中学校も再開されることになります。この再開は学校としての新たなスタートを切る象徴的な出来事でした。

2008年には高等学校での新入生募集が停止され、帰国子女や一般入試とは別枠でアドバンスト入試も始まるなど、多様な学習機会が設けられました。このようにして、一般のクラスよりも更に発展的な学習ができる特別なクラスが新設されたのです。

その後、2011年には中高新校舎棟の高校エリアの完成があり、2013年には中学エリアも同様に新設されました。この際、運営法人も誠美学園から大妻学院への吸収合併が行われました。

部活動

大妻中野中学校・高等学校では、多種多様な部活動が提供されており、学生たちは自己成長と友好関係の構築を図る機会が与えられています。学業と課外活動の両立に力を入れており、さまざまな分野での経験を通じて豊かな人間形成を目指しています。

著名な出身者

この学校からは多くの著名な人物が輩出されています。女優・声優の目黒未奈さんや、元宝塚歌劇団の遠野あすかさん、漫画家の金子デメリンさん、モデルの坂口莉果子さん、女優・歌手の児島美ゆきさんなど、多彩な才能を持つ卒業生がいます。

交通アクセス

大妻中野中学校・高等学校へのアクセスは利便性が高く、最寄りの駅は中野駅から徒歩約10分、新井薬師前駅からは約8分です。これにより、通学が容易であることも大きな魅力の一つです。

制服

学生の制服に関して、中学では冬服としてセーラー服を、高校ではブレザーを採用しています。夏服も中学はセーラー服、高校はニットベストというスタイルで、年代に応じたデザインが施されています。

系列校

大妻中野中学校・高等学校は、大妻女子大学や大妻中学校・高等学校、大妻多摩中学校・高等学校、大妻嵐山中学校・高等学校といった系列校が存在し、教育の幅がさらに広がっています。

このように、大妻中野中学校・高等学校は歴史と伝統を持ちつつ、現代に即した教育を提供している魅力的な学校と言えるでしょう。

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