大宅真樹

大宅 真樹（おおや まさき）



大宅真樹は、1995年4月23日生まれで、日本の男子バレーボール選手です。彼は長崎県佐世保市出身で、7歳の時に姉の影響を受けてバレーボールを始めました。最初はアタッカーとしてプレーしていましたが、JOC選抜の機会を通じてセッターに転向しました。

来歴


2011年には長崎県立大村工業高等学校に進学し、12年にはU-19日本代表に選ばれ、イランで行われたアジアユース選手権に出場しました。さらに、13年にはメキシコで開催された世界ユース選手権にも参加しています。高校時代は厳しい指導を受けつつも、春高バレーを経験し、多くの成長を遂げました。その後、2014年には東亜大学に進学し、伊藤監督の勧めでバレーボールの道を選ぶことになります。

2014年にはU-21日本代表に選出され、バーレーンで行われたアジアジュニア選手権での経験を経て、2017年にはU-23日本代表としてイランで開催されたアジアU-23選手権に出場し、チームを準優勝に導き、自身もベストセッター賞を受賞しました。大学卒業後には、荻野正二氏から直接オファーを受け、サントリーへの道を切り開きました。

2018年にはサントリーに入団し、日本代表登録メンバーに選出されたものの、代表チームでのプレーには至りませんでした。2019年にはプロ契約を結び、2019-20シーズンではチームに貢献しましたが、セミファイナルでの敗北に悔しさを見せました。2020-21シーズンにはキャプテンに任命され、サントリーが14シーズンぶりのリーグ優勝を果たすことに貢献し、自身もベスト6に選ばれました。

2021年には日本代表としてネーションズリーグに出場し、国際舞台デビューを果たしました。オリンピックのメンバーには選出されませんでしたが、その時期にチャンスを得るための準備を続けました。その後のアジア選手権では活躍し、2021-22シーズンでもチームのリーグ連覇に寄与しました。

2022年には代表の第2セッターとして、ネーションズリーグや世界選手権に出場しました。2022-23シーズンではファイナルで準優勝を果たしつつも、ベスト6を受賞するなどの成果を挙げました。2023年にはアジアクラブ選手権での優勝に貢献し、ベストセッター賞を手にしました。

人物・エピソード


大宅は、同じ年でサントリーの同期である小野遥輝とのコンビプレーが注目されています。二人の連携は「ニコイチ」としてファンに親しまれています。彼は新監督の山村宏太からキャプテンに指名された際、一時的に不安を抱えるも、最終的にチームメイトの信頼を得てキャプテンシーを発揮しました。彼のキャプテンとしてのリーダーシップは、チームの士気を高める重要な要素となりました。

さらに彼は、日本代表としての経験を通じて成長を願う選手たちへの想いを語り、その中でも藤井直伸選手との関係や影響を強く意識しています。日本のバレーボール界をギアシャーに進化させようと努力している大宅真樹選手の活躍に、これからも期待が寄せられています。

球歴


  • - U-19日本代表: 2012-2013年
  • - アジアユース選手権: 2012年
  • - 世界ユース選手権: 2013年
  • - U-21日本代表: 2014年
  • - アジアジュニア選手権: 2014年
  • - U-23日本代表: 2017年
  • - アジアU-23選手権: 2017年
  • - 世界U-23選手権: 2017年
  • - 日本代表: 2018年、2020年-
  • - 世界選手権: 2022年
  • - バレーボールネーションズリーグ: 2021年、2022年
  • - バレーボールアジア選手権: 2021年

所属チーム



受賞歴


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