大山ねずの命神示教会

大山ねずの命神示教会

大山ねずの命神示教会（おおやまねずのみことしんじきょうかい）は、1953年に供丸斎（ともまるさい、本名：稲飯 定雄）によって設立された日本の新宗教団体です。この教会の信仰の中心には、女神・大山ねずの命が据えられています。教団の特徴的な字「ねず」は教会独自の漢字で、Unicodeでは表記できないため、通常はひらがなで表記されます。

設立の背景

供丸斎は、1946年に自身の弟子である森日出子（後の供丸姫）との出会いを通じて、信仰を深めていきました。日出子は若いころ病気にかかり、余命宣告を受けた際に大山ねずの命を知り、家族と共に信者となりました。1953年、稲飯は宗教法人として認可を受け、「神、仏、人の道」という教義を確立しました。

教義の内容

大山ねずの命神示教会の教義は、「神、仏、人の道」として表現されています。これは以下の三つの道から成り立っています。

• - 神の道: 朝夕の祈りや、日常の中で神の教えに従うことを重視します。
• - 仏の道: 先祖や故人への感謝を忘れず、周囲に安心感と幸せを提供することを大切にします。
• - 人の道: 人との調和を保ち、互いに支え合って生きることを推奨します。

供丸姫は、信者がどのような状況にあっても希望を持つことができる道を確立し、真実の光をもたらす存在であるとされています。

組織と施設

教会は神奈川県横浜市に本部を置き、全国各地に支部を展開しています。信者数は2014年の時点で約80万人に達し、神奈川県を中心に東京、千葉、埼玉、さらには北海道から沖縄まで広がっています。

教会の施設には、神殿や教育会館、儀式会館などがあり、さらに32か所の偉光会館（ひかりのやかた）が全国に存在します。2002年からは、供丸姫の実兄と弟が指導的役割を担い、現在も教会は運営を続けています。

歴史的な出来事

教会の歴史には、様々な出来事が存在します。1975年には信者が幹部からの暴行を告発し、大きな騒動に発展しました。また、1988年に供丸斎が死去すると、供丸姫が教会の指導者としてその役割を引き継ぎました。

この教会の奉祭神である大山ねずの命は、信者にとって深い意味を持つ存在であり、日々の信仰の基盤となっています。教会は1987年に教会暦を制定し、その年を基準に様々な活動を行ってきました。特に1988年以降、教団はさらなる発展を遂げ、信仰の広がりを見せています。

結論

大山ねずの命神示教会は、日本の宗教界において独特な地位を占める新宗教ショップです。教義や組織の特徴、信者の広がりは、今後のさらなる発展が期待される要素です。教会は、今もなお多くの人々に希望と信仰の道を提供し続けています。

もう一度検索