大山志保

大山 志保について

大山志保（おおやましほ）は1977年5月25日に宮崎県宮崎市に生まれた日本の女子プロゴルファーであり、現在は大和ハウス工業に所属している。彼女はその特徴的なガッツポーズが五木ひろしに似ていることから「五木ガッツポーズ」と称されている。

幼少期とゴルフの始まり

志保は10歳の時、父親の影響を受けてゴルフを始めたが、元々のゴルファーとしての夢は、ドラマ「プロゴルファー祈子」を観たことで芽生えたと言われている。彼女は1993年に熊本中央女子高等学校に進学。高校2年生になった1994年、清元登子に師事し、同年には「日本女子アマチュアゴルフ選手権競技」で優勝を果たした。

大学生活とプロ入り

1996年に日本大学に進学するが、その後中退し、2000年に日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）最終プロテストに合格。JLPGA72期生としてプロゴルファーとしての道を歩むことになる。2002年、年間獲得賞金ランキングで29位に入り、初めてシード権を獲得。

キャリアの飛躍

彼女のキャリアの中で、初優勝を遂げたのは2003年の「ベルーナレディースカップゴルフトーナメント」。その後も2005年には「LPGAツアーチャンピオンシップ・リコーカップ」で自身初の公式戦優勝をし、ゴルフ界での地位を確立。その年の11月には故郷の宮崎県で開催されたトーナメントで優勝を飾る。

特に2006年は志保にとって記念碑的な年となり、5つの大会で優勝し、その結果、賞金ランク1位となった。彼女は史上初の賞金女王としても名を馳せた。数々の大会での成功は、彼女のプロゴルファーとしての名声を一気に高めることとなった。

挫折と復活

その後も勝利を重ね、2008年には「マスターズGCレディース」で優勝。しかし、2010年にはじん帯を痛め、長期欠場を余儀なくされる。2011年には「マスターズGCレディース」で再び優勝し、シード復活を成し遂げた。

近年の活動

2016年にはリオデジャネイロオリンピックに出場し、さらなる活躍を見せた。2018年には「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」で2年ぶりの優勝を果たした。2019年には賞金ランク49位となり、7年連続で賞金シードを維持し続けた。

成績と影響

彼女のプロゴルフキャリアには多くの勝利が記録されており、特に2006年の賞金女王獲得は、日本女子ゴルフ界において大きな影響を与えた。志保は、若い選手たちにとっても憧れの存在となり、その功績は今なお多くの人々に評価され続けている。彼女の努力と決意は、プロゴルファーという職業の魅力を一層引き立てるものであり、今後の活躍にも期待が寄せられている。

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