大川とみ

大川とみの卓球人生

基本情報

大川とみ（おおかわ とみ）は、1932年2月26日生まれの元卓球選手および卓球指導者です。茨城県結城郡三妻村の出身で、卓球界における彼女の足跡は輝かしいものがあります。

卓越した選手としてのキャリア

彼女は1956年に東京で開催された世界卓球選手権で、日本人女子選手として初のシングルス優勝を達成しました。この偉業は、日本の卓球界にとって重要な歴史的瞬間であり、その栄誉を記念して、地元の茨城県では翌1957年から大川杯卓球大会が毎年開催されましたが、2008年をもってその幕を下ろしました。

大川とみの卓球キャリアは単なる栄冠にとどまらず、彼女は1956年から1960年にかけて、会計検査院に勤務しながらも卓球に情熱を注いでいました。そして、1960年頃には結婚し、岡田とみと名を改めることになります。

指導者としての活躍

現在、大川とみは東京都調布市にある「メイジ・コミュニティ・スポーツクラブ」の卓球教室にて、後進の指導にあたっています。ここでは、明治大学卓球部の元監督である平岡義博氏や夫と共に、次世代の選手たちを育成するための活動を行っています。

主な成績

• - 1944年: 結城郡三妻国民学校を卒業し、茨城県立水海道高等女学校に進学。
• - 1950年: 茨城県立水海道第二高等学校を卒業。
• - 1953年: 第2回アジア卓球選手権に出場し、シングルスでベスト16、ダブルスでベスト8の成績を収める。
• - 1956年: 全日本硬式卓球選手権大会混合ダブルスで優勝し、同年の世界卓球選手権ではシングルスで優勝。また、ダブルスではベスト4、混合ダブルスでベスト8、女子団体でも3位に入賞。
• - 1957年: ストックホルムでの世界卓球選手権でシングルスとダブルスでベスト8入りし、女子団体では優勝。
• - 1958年: 第3回アジア卓球選手権でミックスダブルスと女子団体で優勝。
• - 1960年: 第5回アジア卓球選手権で女子団体優勝、さらに全日本軟式卓球選手権大会ではシングルス、ダブルス、混合ダブルスで優勝。
• - 1961年: 北京での第26回世界卓球選手権で女子団体が優勝。

大川とみは、その功績により日本卓球界に多大な影響を与えました。選手としての成功だけでなく、指導者としての活動を通じて、今後の卓球界に貢献し続けています。

外部リンク

• - メイジ・コミュニティ・スポーツクラブ
• - 大川とみ ITTFデータベース

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