大明 (南詔)

大明（だいめい）は、五代十国時代、大義寧（だいぎねい）の楊干真（よう かんしん）の時代に使用された元号です。931年から937年までの7年間使用されました。

大義寧について

大義寧は、929年に楊干真によって建てられた国です。楊干真は、かつて南詔（なんしょう）という国に仕えていましたが、南詔が滅亡した後、自立して大義寧を建国しました。大義寧は、現在の雲南省の一部を支配していましたが、937年に段思平（だん しへい）によって滅ぼされました。

元号について

元号は、中国や日本などで、年を数えるために使用された称号です。元号は、通常、皇帝や国王が即位したときや、特別な出来事があったときに改められました。元号を使用することで、歴史的な出来事を特定したり、年代を特定したりすることができます。

大明が使用された時代

大明が使用された931年から937年は、五代十国時代と呼ばれる時代にあたります。五代十国時代は、唐（とう）が滅亡した後、中国が分裂し、多くの国が興亡した時代です。この時代には、中原（ちゅうげん）と呼ばれる地域に五つの王朝（後梁、後唐、後晋、後漢、後周）が交代で支配し、その他に十の国が各地に割拠していました。

西暦との対照表

参考文献

李崇智『中国歴代年号考』（中華書局 2004年）

関連項目

元号一覧 (中国)
* 大明（曖昧さ回避）

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