大智寺 (岐阜市)

大智寺

大智寺（だいちじ）は、岐阜県岐阜市山県北野にある臨済宗妙心寺派の寺院です。山号を雲黄山と称し、本尊には釈迦如来が祀られています。この寺は、その歴史、自然、文化的な側面から、多くの人々にとって魅力的な場所となっています。

歴史

大智寺は、明応9年（1500年）に開創されました。開山始祖は、岐阜瑞龍寺の悟渓和尚の弟子である玉浦宗眠で、北野城主であった鷲見保重が開基者です。江戸時代には、18石8斗の御朱印を受け、葵の紋の使用が許されていました。これは、寺院が当時の社会において一定の地位を占めていたことを示しています。

境内には、樹齢800年を超える巨大なヒノキがあり、長い年月を経てその姿を今に残しています。近年では、本堂の古い瓦を利用して作られた瓦土塀（通称：信長塀）が注目を集めており、その歴史的な背景と独特な景観は訪れる人々を魅了しています。また、大智寺は美濃派俳諧の始祖である各務支考（かがみしこう）が6歳から19歳までを弟子として過ごした場所でもあります。彼は正徳元年（1711年）に再びこの地に戻り、終の棲家とした「獅子庵」が現存しています。

所在地

岐阜県岐阜市山県北野668-1

交通アクセス

公共交通機関を利用する場合、以下の方法でアクセスできます。

岐阜駅または名鉄岐阜駅から岐阜バスに乗車。
美濃市駅行き（N71）または中濃庁舎行き（N72）に乗車し、「三輪」バス停で下車後、徒歩約10分。
藍川橋回り三輪釈迦前行き（N33）に乗車し、「三輪釈迦」バス停で下車後、徒歩約15分。

周辺施設

大智寺の周辺には、以下の施設があります。

真長寺：近隣にある寺院です。
* 岐阜ファミリーパーク：家族で楽しめる公園です。

まとめ

大智寺は、その歴史的背景、美しい自然、文化的な価値を兼ね備えた、訪れる価値のある寺院です。特に、樹齢を重ねた大ヒノキや、歴史を感じさせる信長塀、俳諧の歴史に触れることができる獅子庵は必見です。岐阜市を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

外部リンク

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