大棠路駅

大棠路駅について

大棠路駅（だいとうろえき）は、香港新界の元朗区に位置する香港軽鉄の駅です。駅番号は450で、第5料金エリアに属しています。この駅は、青山公路元朗段の中央に位置し、周辺住民にとって重要な交通拠点となっています。

駅の構造

大棠路駅のホームは、道路の中央に設けられており、利用者は横断歩道を通ってアクセスする必要があります。ホームは東西方向に分かれており、東行きの1番線ホーム（元朗駅方面）は大棠路との交差点よりも西側に、西行きの2番線ホーム（康楽路駅方面）は交差点よりも東側に位置しています。

1番線ホームは全長40メートルで、2本の列車が同時に停車できます。一方、2番線ホームは全長60メートルと長く、3本の列車が停車可能です。2番線ホームでは、路線ごとに停車位置が指定されており、614系統と761P系統は第1・第2のりばを、610系統と615系統は第2・第3のりばを使用します。この構造は、軽鉄が香港トラムと同様に、ホームでの停車待ちによる列車の渋滞が交差点を妨げ、道路交通に悪影響を与えないようにするための工夫です。

歴史

大棠路駅は、1988年9月18日に軽鉄の開業と同時に「大棠道駅」として開業しました。その後、駅近くの道路名称が変更されたことに伴い、2010年6月13日に現在の「大棠路駅」へと駅名が改称されました。しかし、車内放送などでは旧駅名が残っている場合もあります。

2015年には、駅のリニューアル工事が行われ、2番線ホーム（屯門・天水囲方面）の屋根が新しくなりました。また、安全性を高めるためにガラス製の柵が設置され、柱は新しい青緑色のものに交換されました。

利用状況

大棠路駅は、元朗市中心に位置するため、開業以来利用者が増加し続けています。当初のホームでは対応しきれなくなったため、青山公路元朗段に新しい歩道が設置され、2番線ホームが拡張されました。これにより、3本の列車が同時に停車できるようになり、路線ごとに異なる位置で乗降できる対策も講じられました。しかし、ラッシュ時には依然としてホームが混雑し、危険な状況が続いています。

隣接駅

大棠路駅の隣の駅は以下の通りです。

香港鉄路

■軽鉄

康楽路駅 (580) - 大棠路駅(590) - 元朗駅 (600)

まとめ

大棠路駅は、元朗区の中心部にある重要な駅であり、その構造や歴史には、利用者の利便性を高めるための様々な工夫が見られます。駅の拡張やリニューアルが行われてきましたが、ラッシュ時の混雑は依然として課題となっています。

外部リンク

港鐵公司－輕鐵街道圖
* 港鐵公司－輕鐵行車時間表

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