大江恵

大江 恵 (おおえ めぐみ)



大江恵は、日本で活躍するジャズ歌手であり、シンガーソングライター、ナレーター、モデルと多才な一面を持つアーティストです。音楽映画関連の制作を行うメグスタ株式会社代表取締役としても知られています。

生い立ちとキャリアの始まり


1969年1月千葉県習志野市に生まれた大江は、音楽好きの家庭で育ちました。オペラを愛する母の影響で、早くから音楽に親しみ、なんと1歳の時に作詞作曲を始めました。4歳でクラシックピアノを学んだ後、10歳からは英会話の勉強にも励みました。小学5年生の時に行われた歌のテストで同級生たちに称賛を受け、歌手を目指すことを決意します。

高校卒業後、短大の英文科に進学するものの、17歳の時に歌手の夢を一度諦め、外資系企業で経理として働く道を選びました。その後、ANA(全日本空輸)で客室乗務員としてのキャリアをスタートし、6年以上にわたり活躍。チーフパーサーやインストラクターとしての経験は、彼女の多面的な才能を形成していく基盤となります。

ジャズの道へ


ANAを退職後、ニューヨークジャズシンガーのパフォーマンスに感銘を受け、再び歌手になる夢を抱きます。帰国後、ジャズやアナウンスのスキルを磨きながら、外資系企業で働く日々を過ごしました。2010年1月17日、41歳の誕生日を機にライブ活動を開始し、2012年にはコンピレーションアルバム『JAZZ VOCAL SHOWCASE vol.2』でCDデビューを果たしました。

以降は、FM世田谷のジャズ番組「Realsongs」のメインパーソナリティーを務めながら、独自の音楽スタイルを確立。2014年から2016年にかけて『GIFT OF LOVE』や『Heartfelt』といったアルバムをリリースし、多くのファンを魅了しました。

2019年には、ショートフィルム「大切な想いが、いま伝わる」の主題歌「again」を披露します。同年、歌手生活10周年を迎え、2020年には自身が作詞作曲を手掛けたオリジナル曲「again」でメジャーデビューを果たしました。地元・千葉に戻り、活動の拠点を新たな環境に移したことで、さらなる音楽の幅を広げています。

活動の幅


大江の音楽活動だけでなく、彼女は多岐にわたるメディア出演も果たしています。ライブハウスやジャズフェスティバル、ディナーショーなど、様々な場所でパフォーマンスを行い、特に東京や名古屋、大阪などの都市で多くの演奏を行ってきました。また、CMソングやナレーション、司会業なども精力的にこなすなど、多才な才能を発揮しています。

映画出演も果たし、2022年の『さよなら、バンドアパート』において52歳で俳優デビューしました。彼女の音楽や演技への情熱は、聴衆や視聴者に感動を与え続けています。

大江恵は、その音楽的キャリアを通して、年齢を超えたエネルギーと魅力を持つアーティストとして、これからも多くのファンに愛され続けることでしょう。

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