大洗にも星はふるなり

大洗にも星はふるなり

『大洗にも星はふるなり』は、福田雄一が作・演出を手掛けたコメディ作品です。2006年に劇団ブラボーカンパニーによって初演され、2009年には福田自身の脚本・監督で映画化もされました。

あらすじ

物語は、クリスマスが近づくある日、勘違い男の杉本（山田孝之）のもとに、夏にアルバイトをしていた大洗の海の家「江の島」のマドンナ・江里子（戸田恵梨香）から届いた一通の手紙から始まります。「イヴの夜にあの海の家で会いたい」という誘いに乗り、杉本が海の家へ行くと、そこには同じ手紙を受け取った個性的な男たちが集まっていました。サメマニアの松山（山本裕典）、ハイテンションなおバカの仁科（小柳友）など、それぞれが「自分こそが本命」と信じ、江里子へのアピール合戦を繰り広げます。

そこに、弁護士の関口（安田顕）が現れ、事態を収拾しようとしますが、彼自身も江里子に恋心を抱いてしまい、男たちの争いはさらにヒートアップ。遅れてやってきた林（白石隼也）も加わり、7人の男たちが江里子を巡って繰り広げる恋のバトルが展開されます。果たして、彼らの恋の行方はどうなるのでしょうか？

舞台

初演

公演名：ブラボーカンパニープロデュース 天晴◎お気楽事務所第28回公演『大洗にも星はふるなり』
公演日：2006年12月13日 - 17日
劇場：恵比寿・エコー劇場
作・演出：福田雄一
出演：山本泰弘、佐藤正和、鎌倉太郎、金子伸哉、野村啓介、太田恭輔、蘭真人

再演

公演名：ブラボーカンパニープロデュース 天晴◎お気楽事務所第31回公演『大洗にも星はふるなり』
公演日：2009年12月9日 - 13日
劇場：恵比寿・エコー劇場
作・演出：福田雄一
出演：佐藤正和、野村啓介、太田恭輔、鎌倉太郎、山本泰弘、古山憲太郎（モダンスイマーズ）

映画

2009年11月7日に日活の配給で公開された映画版は、福田雄一が監督・脚本を務めました。 "暴走の果てに待ち受ける、キセキの結末とは!?"というキャッチフレーズで、多くの観客を笑いの渦に巻き込みました。

キャスト

杉本（カンチガイ・ストーカー）：山田孝之
松山（オクテ・サメマニア）：山本裕典
猫田（浮気・命）：ムロツヨシ
仁科（ハイテンション・バカ）：小柳友
林（天然・カラ回り）：白石隼也
関口（バツイチ・ミーハー弁護士）：安田顕
マスター（ちょい悪?オヤジ）：佐藤二朗
江里子（マドンナ）：戸田恵梨香

スタッフ

監督・脚本：福田雄一
撮影監督：中山光一
撮影：高野稔弘
美術：小泉博康
照明：保坂温
録音：深田晃
編集：栗谷川純
VFX：ナイス・デー

音楽

主題歌：メロライド『ココニアル』
劇中歌：スケルト・エイト・バンビーノ『I ll be waiting』／Virgin Insanity
オープニングソング：Mountain Mocha Kilimanjaro+Nello『Just A Rambiling Man』

関連商品

ノベライズ：相田冬二『大洗にも星はふるなり』
DVD：『大洗にも星はふるなり スペシャル・エディション』、『大洗にも星はふるなり』 スペシャルプライス版
スピンオフDVD: 『大洗にも星はふるなり』 これって全力すぎてスピンオフじゃねえじゃんスペシャル

映画祭での上映

第2回したまちコメディ映画祭in台東（特別招待作品）
第22回東京国際映画祭（特別招待作品）

福田雄一ならではの笑いが満載の『大洗にも星はふるなり』。舞台、映画、スピンオフと、様々な形で楽しめる作品です。

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