大涌谷駅

大涌谷駅の概要

大涌谷駅（おおわくだにえき）は、神奈川県足柄下郡箱根町仙石原に位置する、小田急箱根ロープウェイの駅です。この駅は、箱根の観光地へのアクセスを担う重要な中間地点であり、駅番号はOH 63として知られています。大涌谷駅を利用することで、早雲山駅方面と桃源台駅方面へ簡単に乗り換えが可能になります。

歴史

大涌谷駅は、1959年12月5日に開業し、その当初はロープウェイの終着駅として機能していました。しかし、1960年9月7日には桃源台までの路線が開通し、中間駅としての役割を持つようになりました。その後、駅舎は古くなり、2012年4月17日からは仮設駅舎での営業が始まりました。2013年4月24日には新しい駅舎での営業がスタートし、特に周囲の大涌谷噴煙地の雄大な景観と調和したデザインが評価されています。2022年4月1日には、箱根ロープウェイが箱根登山鉄道に吸収合併され、現在は小田急箱根グループが運営する駅となりました。

駅構造

通常の旅客業務を行うための現在の駅舎は、地下1階、地上2階の構造です。駅舎内には、レストラン「大涌谷 駅食堂」と、売店「大涌谷 駅の店」も併設されており、観光客が食事やお土産を楽しむことができます。また、当駅には早雲山駅から続くロープウェイの運行に必要な原動設備が設置されているため、利便性も高いです。

駅周辺の観光地

大涌谷駅周辺には、多くの観光スポットも点在しています。最も有名なのは「大涌谷」で、その名の通り温泉地としても知られています。この地域では、温泉の源である噴煙を見ながら黒たまごを楽しむことができ、多数の観光客が訪れます。また、「大涌谷くろたまご館」という施設もあり、黒たまごを作るプロセスやその歴史を学ぶことができます。

バス路線

伊豆箱根バスの大涌谷バス停（停留所番号：OH63/849）は、駅にアクセスするための便利な交通手段です。一部の同系統のバスは、大涌谷駅を通過しますが、他のバスは、湖尻や箱根園、小田原駅東口行きなど多方面へと運行しています。

隣の駅

大涌谷駅は、箱根ロープウェイの中間駅として、隣には早雲山駅（OH 62）があり、さらに姥子駅（OH 64）へと続きます。これにより、箱根の多様な観光地へのアクセスが簡単にできるため、観光客にとって非常に便利です。

映画との関連

大涌谷駅は文化的にも注目されています。特に、映画「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」では、大涌谷でのゴジラとバラゴンの壮絶な戦闘シーンが描かれ、旧駅舎が重要な舞台として利用されました。

大涌谷駅は、観光客にとって特別な思い出を作る場所であり、その魅力ある自然と多彩な交通機関を楽しむことができるスポットとして、多くの人々に親しまれています。

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