大田ハンバッ運動場野球場

大田ハンバッ運動場野球場の概要

大田ハンバッ運動場野球場（대전한밭운동장야구장）は、韓国の大田広域市にある重要な野球施設です。1965年に完成し、1982年からの韓国プロ野球の初年度にはOBベアーズ（現在の斗山ベアーズ）が３年間本拠地として利用していました。しかし1985年にOBベアーズがソウルへ移転した後、1986年から新たに一軍リーグに参入したビングレ・イーグルス（現：ハンファ・イーグルス）のホーム球場となりました。

この球場は、1982年から2024年まで、韓国プロ野球チームであるハンファ・イーグルスにとっての本拠地でした。実際、2015年からは、ハンファ生命が命名権を取得し、公式には「ハンファ生命イーグルスパーク」と呼ばれています。

改修と近代化

ハンバッ運動場は何度か小規模な改修が行われてきましたが、年月と共に老朽化が進行しました。特に2008年からのプロ野球人気の高まりに伴い、2011年12月には大規模な改修工事が始まりました。この改修によって、2012年5月には一部の工事が未完のままハンファの試合が行われましたが、同年6月には全面的に施工が完了し、内野の2階席が増設され、観客収容数が3500席増加しました。

その後の2012年末から2013年初にかけて、フィールドの両翼が97メートルから99メートルに、センターは114メートルから121メートルに拡張されました。また、人工芝を天然芝に張り替えると同時に外野席も増設されるなど、さらなる近代化が進められました。加えて、2012年のシーズン開幕に際しては、スコアボードの表示方法が変更され、ボールカウントの表示方式が『SBO』から『BSO』に改められました。

最後の季節と新球場

2024年9月29日には、KBOリーグのハンファ・イーグルス対NCダイノス戦にて、同球場での最後のレギュラーシーズンの試合が行われました。これにより、長い歴史を持つハンバッ運動場はひとつの幕を閉じることとなりました。隣接して建設された新球場に関しては、2025年1月21日に正式名称が「大田ハンファ生命ボールパーク」と発表され、同年3月に完成予定となっています。

アクセス

大田ハンバッ運動場へのアクセスは、KORAILや大田都市鉄道1号線を利用して大田駅下車後、約10分のバス移動が必要です。このアクセスの良さは、観客が試合を観戦しやすくする要因の一つとなっています。

まとめ

大田ハンバッ運動場は長い歴史を持ち、多くの野球ファンに愛され続けてきました。2024年の歴史的な閉幕は、野球界にとって一つの節目となりますが、新たな球場「大田ハンファ生命ボールパーク」が誕生することで、地域のスポーツ文化はこれからも続いていくことでしょう。

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