大発見!恐怖の法則

大発見!恐怖の法則

『大発見!恐怖の法則』は、1996年の10月から1997年の9月まで、テレビ朝日系列で放送された朝日放送制作のバラエティ番組です。本番組の放送時間は毎週火曜日の21時から21時54分までで、法則認定委員長には上岡龍太郎が、司会には中山秀征と加藤紀子が起用されていました。

番組の趣旨と内容

この番組では、私たちの身近に存在するにもかかわらず、あまり知られていない「恐怖の法則」を検証することを目的としていました。視聴者からの投稿を受け付け、それを基にした実験VTRを用いて法則を紹介していくスタイルでした。視聴者による法則の投稿は、番組内で5人のゲストパネラーから構成される「法則認定委員会」によって、最初に判定されます。「納得」か「異議」の二つの意見に分かれ、討論が繰り広げられます。その後、法則の実証VTRが放映され、最終的に上岡が独自の視点から判定を下すという流れでした。ただし、最初の判定は放送途中で廃止されました。

採用された法則のうち、一般の視聴者からの投稿に関しては、判定結果に関わらず、タレントからの投稿の場合は「認定」のみ現金10万円が届けられました。これは視聴者参加型の要素を取り入れる試みとして評価されました。

上岡が司会を務めていた別の人気番組『探偵!ナイトスクープ』の手法を部分的に取り入れつつ、新しい形のバラエティを展開しました。しかし、この試みは視聴率の低迷に苦しみ、結果的に1年で放送が終了となりました。

出演者と音楽

本番組には、法則認定委員会のメンバーとして上岡龍太郎が任務を果たし、具体的には中山秀征や加藤紀子が司会を担当しました。主題歌には加藤紀子の「小さな幸せ」、金月真美の「Love is the one thing in your life」、Toshiの「さまよえる地球人」、聖飢魔IIの「真昼の月～MOON AT MID DAY～」などが使用され、番組を色とりどりに彩りました。

スタッフと制作背景

スタッフは声優陣としてバッキー木場、村山明、屋良有作がナレーションを担当し、構成には百田尚樹をはじめとする多くのクリエイターが携わりました。演出を手がけたのは小柴優、またプロデューサーには松田安啓が名を連ねています。技術や美術の協力も充実しており、番組制作には様々な専門家の力が結集しました。

以上の点から、『大発見!恐怖の法則』はバラエティ番組として多くの特色を持ちながら、視聴者とのコミュニケーションを試みた意欲的な番組であったと言えますが、残念ながら短い期間での番組終了となりました。

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