大花火30

「大花火30」は、アルゼ（現ユニバーサルエンターテインメント）から発売されたパチスロ機で、人気を博した「大花火」の30パイ仕様機です。基本的な内部仕様やスペックは「大花火」と共通していますが、いくつかの相違点があります。ここでは、主に「大花火」との違いに焦点を当てて解説します。

「大花火」との相違点

開発経緯とサブ基板: 「大花火」の全国的なヒットを受け、主に沖縄地方向けに開発されました。内部構造として、「大花火」にはなかったサブ基板が搭載されています。このサブ基板により、「大花火」ではメイン基板で行っていたサウンドや鉢巻リールの制御などの演出が処理されるようになりました。

演出の変更点:
音声演出: 音声演出が追加され、「た～まや～！」などの音声が流れるようになりました。
告知ランプ: 大当たり告知ランプの点灯確率が「大花火」よりも若干高く設定されています。
鉢巻リール: 新たな演出として、レバーONで鉢巻リールが始動する演出が追加されました。全リール停止後、徐々に大当たりに近づいていくように見せかけ、ハズレで停止した後に再始動して大当たりとなるパターンがあります。
フリーズ演出: 鉢巻リール作動中は、アルゼ系の同時期の4号機と同様に、内部的にはフリーズとして扱われます。そのため、「WAIT」ランプ（本作では「ちょっと待った！」）が点灯します。

BIGボーナスBGM: ビッグボーナス当選時に、図柄を七で揃えるかドンちゃんで揃えるかで大当たりBGMが変化する点は「大花火」と同じですが、BGMの割り当てが逆になっています。「大花火」では七揃いで聴けるBGMが、「大花火30」ではドンちゃん揃いで聴けるようになっています。

コイン仕様: コインのサイズが30ミリ仕様となっています。大量獲得機であるため、ビッグボーナス時の出玉感は非常に大きく、視覚的なインパクトがあります。

* JACイン確率と獲得枚数: BIG中のJACイン確率が「大花火」よりも若干高いため、パンク率は低いですが、平均獲得枚数も若干少なくなっています。

「大花火30」は、「大花火」のゲーム性を継承しつつ、独自の演出や仕様変更によって、新たな魅力を引き出した機種と言えるでしょう。特に沖縄地方のプレイヤーにとっては、親しみやすい機種として長く愛されています。

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