大谷幸輝

大谷 幸輝について

大谷幸輝（おおたにこうき）は、1989年4月8日生まれ、熊本県熊本市北区出身のプロサッカー選手です。現在、Jリーグのギラヴァンツ北九州に所属するゴールキーパーとして活躍しています。彼のキャリアは、幼少期からのサッカーへの情熱と努力によって築かれました。

来歴

浦和レッズ時代

大谷は地元熊本を離れ、浦和レッズのユースチームに加入しました。彼の同期には林容平や矢部雅明がいました。2005年にはGKの徳重健太が神戸に移籍したことにより、トップチームに登録され、2006年5月には鹿島アントラーズ戦でのベンチ入りを果たしました。彼はその後もユースチームとしてトレーニングを重ね、公式戦での出場機会を求め続けました。

2009年5月にはU-20ジャパンズエイトに選ばれ、そこでベストGKに選出されるなど、彼の実力は確かなものでした。2010年にはU-21日本代表にも選ばれ、トゥーロン国際大会に出場することで、さらなる経験を積みました。しかし、同時期にGKの競争が激しく、出場機会に恵まれないシーズンもありました。特に2012年はリーグ戦に出場できず、ベンチ入りを果たすことすら難しい状況が続きました。

ギラヴァンツ北九州への移籍

2014年、彼はJ2に属するギラヴァンツ北九州へ期限付き移籍しました。ここで彼は正GKとして42試合にフル出場し、チームのJ2・5位フィニッシュに大きく貢献しました。彼の活躍は他の選手にも影響を与え、チーム全体の士気を高めました。

浦和レッズ復帰

2015年、大谷は浦和レッズに復帰しました。第2GKとして公式戦に名を連ね、特にAFCチャンピオンズリーグの試合では、浦和にとっての公式戦初出場を果たしました。2016年にはルヴァンカップの準々決勝や準決勝にスタメン出場し、決勝進出に貢献するなど、重要な役割を果たしました。

アルビレックス新潟での挑戦

2017年にはアルビレックス新潟に完全移籍し、ここでも正GKの座を目指して奮闘しました。リーグ戦では23試合に出場したものの、チームは結果としてJ2へ降格することとなりました。それでも、2018年にはアレックス・ムラーリャとの激しい競争を経て、リーグ戦14試合に出場しました。

2019年にはチームの正GKとして全42試合に出場しましたが、最終戦で交代したためフル出場は達成できませんでした。その後、2020シーズンには出場機会が減少し、契約満了が発表されました。

北海道コンサドーレ札幌への移籍

2021年、大谷は北海道コンサドーレ札幌に完全移籍します。加入当初は3番手の立場でしたが、中野選手の怪我を受け、徐々に出場機会が増えます。2022年にはJ1リーグ初出場を果たし、キャリアの新たな章を刻みました。しかし、2023年12月には契約満了が発表され、再び転機が訪れました。

ギラヴァンツ北九州への復帰

2023年12月26日、彼は再びギラヴァンツ北九州へ完全移籍することが発表され、2014年に浦和からの期限付き移籍で加入した後、10シーズンぶりの復帰となりました。

人物

大谷幸輝は、選手名鑑でのアンケートにて「ももクロが好きなはず」と回答するほど、ももいろクローバーZの熱烈なファンとして知られています。特に、有安杏果推しとして知られ、前述のように全身緑色の姿でライブに参加する様子がチームメイトに撮影されたこともあり、彼の個性がうかがえます。

所属クラブ

• - タイケンSC熊本
• - ブレイズ熊本
• - リベルタ北熊本
• - ベアーズFCエスパーダ
• - ランザ熊本U-15
• - 浦和レッズユース（2005年 - 2007年）
• - 浦和レッズ（2008年 - 2016年）
• - ギラヴァンツ北九州（2014年、期限付き移籍）
• - アルビレックス新潟（2017年 - 2020年）
• - 北海道コンサドーレ札幌（2021年 - 2023年）
• - ギラヴァンツ北九州（2024年 - ）

個人成績

大谷のJリーグでの初出場は2014年3月2日の京都サンガF.C.との試合です。

タイトル

• - 浦和レッズ:

- J1リーグ 1stステージ：1回（2015年）
- J1リーグ 2ndステージ：1回（2016年）
- Jリーグカップ：1回（2016年）

代表歴

• - U-16日本代表候補
• - U-20日本代表(2009年 水原国際ユース)
• - U-21日本代表(2010年 トゥーロン国際大会)

大谷幸輝のサッカーに対する情熱と努力は、これからも多くのファンや仲間たちに感動を与え続けることでしょう。

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