大関友翔

大関 友翔

（おおぜき ゆうと）

プロフィール

日本のプロサッカー選手。2005年2月6日生まれ、神奈川県川崎市麻生区出身。ポジションはミッドフィールダー（MF）。

キャリア

地元神奈川県でサッカーを始めた大関友翔は、真福寺FC、FC多摩ジュニア、FC多摩ジュニアユースを経て、育成年代の名門である川崎フロンターレU-18へ加入。U-18チームでは背番号10を背負い、チームの攻撃を司る司令塔として活躍し、中心選手としてチームを牽引しました。その才能は早くから評価され、高校在学中の2022年6月には、同期の松長根悠仁とともに川崎フロンターレのトップチームへの昇格が内定しました。同年末には2種登録選手としてもトップチームに登録されましたが、公式戦への出場機会はありませんでした。

2023年シーズンより、ユースチームから正式にトップチームへ昇格を果たしました。プロとして迎えた最初のシーズン、公式戦デビューの機会を待つ中、2023年7月29日に開催されたJリーグワールドチャレンジ、FCバイエルン・ミュンヘンとの国際親善試合で途中出場し、プロとしての第一歩を踏み出しました。この試合は、世界トップレベルのチームとの対戦であり、大観衆の中で得た経験は、その後のキャリアにおいて貴重な財産となったでしょう。

さらなる実戦経験を積むため、2024年シーズンからは福島ユナイテッドFCへ育成型期限付き移籍することが発表されました。この移籍が、大関選手にとって大きな転機となります。福島での開幕戦、2024年2月24日に行われたJ3リーグ第1節のFC岐阜戦でJリーグ初出場を果たしました。続く3月2日のJ3リーグ第2節テゲバジャーロ宮崎戦では、プロ初得点を記録。その後もコンスタントに出場機会を得て、中盤の要としてチームに貢献しました。持ち前のパスセンスと広い視野、戦術理解度の高さに加え、プロの舞台で要求される守備強度や運動量も向上させ、シーズンを通して傑出したパフォーマンスを披露しました。その活躍は高く評価され、2024シーズンのJ3リーグにおいて優秀選手賞およびベストイレブンに選出されるという素晴らしい成果を残しました。育成型期限付き移籍先で個人タイトルを獲得するという快挙は、大関選手の著しい成長を証明するものです。

福島ユナイテッドFCでの育成期間を終え、2024年12月27日、2025シーズンより古巣である川崎フロンターレへの復帰が正式に発表されました。福島で得た貴重な経験と自信を胸に、更なる高みを目指すことになります。

所属クラブ歴

真福寺FC（川崎市立真福寺小学校）
FC多摩ジュニア（川崎市立真福寺小学校）
FC多摩ジュニアユース（川崎市立柿生中学校）
2020年 - 2022年 川崎フロンターレU-18（神奈川県立生田東高等学校）
2022年 川崎フロンターレ（2種登録）
2023年 - 2024年 川崎フロンターレ
2024年 福島ユナイテッドFC (育成型期限付き移籍)
2025年 - 川崎フロンターレ

代表歴

各年代の日本代表にも選出されています。

U-17日本代表（2021年、2022年）
U-18日本代表（2023年）
U-19日本代表（2024年）
U-20日本代表（AFC U20アジアカップ2025予選）

国際大会での経験も豊富であり、Balcom BMW CUP、J-VILLAGE CUP、SBSカップ、モーリスレベロトーナメント、AFC U20アジアカップ予選などに出場し、国際舞台で経験を積んでいます。

獲得タイトル

クラブ

天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会：1回（2023年 / 川崎フロンターレ）

個人

J3リーグ 優秀選手賞：1回（2024年）
* J3リーグ ベストイレブン：1回（2024年）

川崎フロンターレへの復帰を機に、J1リーグでの活躍、そしてA代表入りも期待される若手有望株です。

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