大阪レイニーブルース

大阪レイニーブルース

『大阪レイニーブルース』は、関ジャニ∞による楽曲で、2005年3月2日にテイチクレコードから第2弾シングルとしてリリースされました。本曲は、前作『浪花いろは節』から約6ヶ月後の発表で、CDは通常盤の1形態のみが登場しています。

この曲は、大阪や関西の文化を背景に、失恋の苦しみを情感豊かに表現したブルースナンバーです。歌詞には、大阪弁のフレーズが取り入れられ、聴く人の心に切なさが滲み出ます。特に「帰られへん」という言葉や「せやけど…」といった表現が印象的で、聴く人に親近感を与えています。

また、同楽曲のミュージックビデオはちょっと特別な経緯があり、当初の映像はお蔵入りとなったものの、一部メンバーが大阪の道頓堀を散策したり、たこ焼きを楽しんでいたりするカットが収録されています。これは、メンバーの都合により、空いている4人が集まって撮影された特異な映像です。

内博貴の脱退後にリリースされた1stアルバム『KJ1 F・T・O』では、本楽曲が「ver.KJ1」として再録されて収録されており、内部のパートが一部変更されています。このバージョンでは、イントロは渋谷のソロではじまり、Bメロの部分は錦戸が担当しています。これに対してオリジナル版では8人のメンバー全員が参加しているため、異なるバージョンとなっています。

さらに、カップリング曲の「Heavenly Psycho」も話題になり、10周年記念イベント『十祭』でファン投票の1位となった経歴があります。この曲も後に、34thシングル『侍唄 (さむらいソング)』にて錦戸亮と大西省吾による再録がなされました。

本作のリリース当日は、デビュー後初の東京での単独ライブ『感謝 ni ∞ in東京』の開催も同時に発表され、多くのファンの期待が一同に集まりました。また、内博貴がこの曲でリリースされたのが最後という点でも、その意義が際立っています。

関ジャニ∞は2024年1月1日にデビュー20周年を迎え、これに伴い過去の楽曲が様々な音楽配信サービスで配信されることが発表されました。このタイミングで「大阪レイニーブルース」もベストアルバム『8EST』に収録され、名曲として再び注目を集めることとなりました。

販売形態

1. 発売日: 2005年3月2日
- 通常盤 (TECH-18: CD)
2. 再発売日: 2015年7月1日
- 通常盤 (JACA-5521: CD)
3. 再発売日: 2019年7月12日
- 通常盤 (十五催ハッピープライス盤: JSNC-1502: CD)
4. 配信開始日: 2024年1月31日
- 各種音楽ダウンロードサービス。

チャート成績

本シングルはリリース初週に62,010枚を売り上げ、「オリコン週間CDシングルランキング」で週間4位を記録しました。また、2005年3月度には月間9位を達成し、年間でも93位にランクインしています。

収録曲

• - 大阪レイニーブルース - [4:15]
• - Heavenly Psycho - [3:33]

以上のように、『大阪レイニーブルース』は関ジャニ∞のルーツや成長を感じさせる一曲であり、今も愛され続けています。

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