大阪体育大学女子ハンドボール部

大阪体育大学女子ハンドボール部

大阪体育大学女子ハンドボール部は、関西学生ハンドボール連盟に所属する体育会クラブの一つです。その歴史は古く、1966年に創部されました。以来、学生ハンドボール界において確固たる地位を築き、多くの実績を上げています。

特に近年は目覚ましい活躍を見せており、全日本学生ハンドボール選手権大会（インカレ）では、2011年に田邉夕貴、河田知美といった選手たちの活躍により初の栄冠を獲得しました。この勢いは留まることなく、その後も学生選手権において圧倒的な強さを示し続けます。

2013年には2年ぶり2度目の優勝を飾り、日本選手権にも駒を進めました。HC名古屋に勝利するも、強豪の北國銀行に敗退します。2014年にはインカレ決勝で大阪教育大学を破り、2連覇を達成。日本選手権では飛騨高山ブラックブルズ岐阜に勝利しましたが、準々決勝で広島メイプルレッズに敗れました。

翌2015年もインカレで頂点に立ち、3連覇を成し遂げます。日本選手権は2回戦からの登場となりましたが、三重バイオレットアイリスに惜しくも敗れる結果となりました。2016年のインカレ決勝では、前年に続き東京女子体育大学と対戦し、これを退けて4連覇という偉業を達成。しかし日本選手権では北國銀行に大差で敗れています。

2017年には、インカレ決勝で再び大阪教育大学と激突し、勝利を収めました。これにより、1997年の東京女子体育大学以来となる、史上2チーム目の5連覇という歴史的な快挙を達成しました。この年の日本選手権では、2回戦でHC名古屋を下しましたが、準々決勝でオムロンにわずか1点差で敗れ、ベスト4進出はなりませんでした。

これらの連続優勝を含め、大阪体育大学女子ハンドボール部は、全日本学生ハンドボール選手権大会において、これまでに合計9回の優勝を飾っています（2011年、2013年、2014年、2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2021年）。この数字は、学生ハンドボール界における同部の突出した実力と実績を物語っています。

また、大阪体育大学女子ハンドボール部からは、数多くの優秀な選手が輩出されています。卒業生の多くは、日本ハンドボールリーグをはじめとする国内トップリーグのチームや、海外のチームでプロ選手として活躍しており、日本のハンドボール界に貢献しています。北國銀行、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング、イズミメイプルレッズ、三重バイオレットアイリス、HC名古屋、大阪ラヴィッツなど、様々な強豪チームにOB選手が名を連ねています。

創部以来の長い歴史と、特に近年における学生選手権での圧倒的な強さ、そして多くの優秀な人材を育成してきた実績により、大阪体育大学女子ハンドボール部は、日本の女子ハンドボール界において重要な位置を占める存在であり続けています。

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