大阪市住宅供給公社

大阪市住宅供給公社について

大阪市住宅供給公社（おおさかしじゅうたくきょうきゅうこうしゃ）は、大阪市の地方住宅供給を目的とした公的機関です。この公社は通称「大阪市住まい公社」として広く知られています。

概要と設立の背景

この公社は1951年に大阪市住宅協会として設立され、その後、賃貸及び分譲の集合住宅を中心に供給を行ってきました。しかし、2005年には経営改善計画が発表され、以降は原則として分譲事業から撤退することとなりました。現在は特に賃貸住宅事業に注力しており、市営住宅の管理など多様な受託事業も展開しています。

所在地と職員数

公社の本社は大阪市北区天神橋6丁目4番20号に位置します。また、2021年時点で、役員が7名、職員が316名という体制で運営されています。

沿革

公社の歴史は長く、以下のように重要な節目を経てきました：

• - 1951年1月：財団法人大阪市住宅協会が設立される。
• - 1966年2月：地方住宅供給公社法に基づき、現在の名称に改組。
• - 1969年10月：大阪ハウジングサービスが設立される。
• - 1995年10月：大阪市住宅整備公社と統合。
• - 2006年5月：大阪ハウジングサービスの株式を大阪ガスグループへ譲渡。

また、大阪市住宅整備公社は1975年に設立され、1986年に大阪市住宅整備公社に改称され、今に至ります。

主な事業内容

公社の主な事業は以下のように分類することができます：

1. 独自事業

• - 賃貸住宅事業：公社が提供する賃貸住宅は、協会時代の住宅や公社の賃貸住宅（コーシャハイツや公社すまいりんぐ）を含みます。

2. 受託事業

• - 市営住宅の管理：大阪市が所有する市営住宅の管理業務を担当します。
• - 住まい情報センター事業：住まいのミュージアムや、大阪くらしの今昔館など、地域に密着した住まいに関する情報提供を行っています。

3. 融資・助成等の関連事業

公社は関連する融資や助成の業務も展開しており、住環境の向上に寄与しています。

まとめ

大阪市住宅供給公社は、長い歴史を通じて地域の住まいに対して重要な役割を果たしてきました。今後も賃貸住宅の提供や市営住宅の管理を通じて、安定した住環境の実現を目指していくことでしょう。

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