大阪市立茨田小
学校(おおさかしりつまったしょうがっこう)は、
大阪府大阪市鶴見区に所在する公立小
学校です。この
学校は、近隣の
大阪市立茨田南小
学校の児童数増加に伴う
学校規模の適正化を図る目的で、
1998年に新設されました。
設立の背景と沿革
本校が誕生した背景には、母体となった
大阪市立茨田南小
学校の過大規模化がありました。1990年代後半、茨田南小
学校は児童数が急増し、1997年の時点では全校児童1269名、学級数34という状況になっていました。このような大規模校では、きめ細やかな教育や児童一人ひとりへの対応が困難になるなどの課題が生じるため、
学校規模を適正化する必要性が高まっていました。
こうした状況を受けて、茨田南小
学校の通学区域の一部を分離独立させる形で、
1998年4月に
大阪市立茨田小
学校が開校しました。これにより、地域の教育環境の改善と、両校におけるより望ましい教育活動の展開が期待されました。
特色ある環境
茨田小
学校の教育環境における特徴の一つとして、敷地内に整備された「すくすくの森」と呼ばれるビオトープがあります。校庭の一角に設けられたこの人工的な生態空間には、
トンボや
メダカ、その他様々な水生・陸生生物が生息しており、子どもたちが身近な場所で自然と触れ合い、生命の多様性について学ぶ貴重な機会を提供しています。このビオトープは、環境教育の一環として積極的に活用されており、児童たちの自然への興味や探求心を育む場となっています。
通学区域と進学先
本校が通学区域とするのは、
大阪市鶴見区の南東部にあたる地域です。具体的には、以下の区域が指定されています。
鶴見区 徳庵2丁目、中茶屋1丁目、中茶屋2丁目の全域
鶴見区 諸口2丁目、諸口4丁目、諸口5丁目の一部
鶴見区 徳庵1丁目の一部
鶴見区 安田1丁目、安田2丁目の一部
これらの地域から通学する児童たちは、小
学校卒業後、原則として
大阪市立茨田中
学校に進学することになります。
交通アクセス
大阪市立茨田小
学校へのアクセスは、公共交通機関を利用する場合、JR学研都市線の
鴻池新田駅が最寄り駅となります。
鴻池新田駅からは、
学校まで北西方向へおよそ1200メートル程度の距離に位置しています。
1998年の開校以来、茨田小
学校は地域とともに歩みながら、子どもたちの健やかな成長と豊かな学びの場を提供し続けています。
学校の特色であるビオトープ「すくすくの森」は、自然との共生を学ぶシンボルとして、地域住民や児童たちに親しまれています。