大阪府立体育会館

大阪府立体育会館（エディオンアリーナ大阪）

大阪府立体育会館は、大阪市浪速区の難波中に位置する体育施設です。2015年9月1日よりエディオンアリーナ大阪の愛称で親しまれています。この体育館は、地域のスポーツ拠点として多様なイベントが行われています。

概要

施設は1951年に大[[相撲]]の大阪場所が開催された後、1952年に飛行機用格納庫の骨組みを利用して建設されました。1985年には老朽化が進んだことに伴い全面改築が行われ、1987年に新たな体育館が完成しました。この際、施設名も「体育館」から「体育会館」へと変更されました。

この体育館では、春の大[[相撲]]三月場所やプロボクシング、さらにはプロレスなど多岐にわたるスポーツイベントが開催されています。特に、黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会やプレミアリーグ、Bリーグの試合も行われており、設立以来、スポーツの拠点としての役割を果たしています。

2006年には南海電気鉄道が指定管理者に選ばれ、2021年からはシンコースポーツ・NTTグループが管理を引き継いでいます。

施設命名権

2008年、橋下徹大阪府知事が財政改革の一環として体育会館の売却を提案しましたが、撤回され存続が決定しました。その際、運営費削減が求められ、施設の命名権が売却されることとなりました。結果的に、2012年にボディメーカーが命名権を取得し、「BODYMAKERコロシアム」に改名。しかし、2015年にエディオンとの命名権契約が結ばれ、以来「エディオンアリーナ大阪」として利用されています。

契約は初めは3年間でしたが、延長を重ね、2028年までこの名称が使われる予定です。興味深いことに、テレビ放送では企業名変更後も「大阪府立体育会館」として呼ばれ続けています。

施設構成

体育館には、第1競技場と第2競技場、そして柔道場や剣道場、多目的ホールも設置されています。第1競技場は面積が3,010平方メートルあり、固定席が3,131席、さらに移動席も仕様可能で、開催されたイベントには新日本プロレスやK-1、RIZINなどが含まれています。

第2競技場は912.6平方メートルの広さを持ち、より小規模なイベントにも適しています。また、これらの施設は多種多様なスポーツ活動に適応できるよう設計されています。

アクセス

アクセス面でも優れており、大阪市営地下鉄や南海電鉄、近鉄など複数の交通手段を利用できます。最寄り駅からは徒歩5分程度で到着でき、非常に便利です。車での通行も可能で、阪神高速環状線のなんば出口からは車で5分の距離です。

事故と安全

しかし、2013年には第62回黒鷲旗バレーボール大会中に床板の木片が選手に刺さる事故が発生し、5針縫う怪我を負ったこともあります。床板の不具合が原因とされていますが、以降、安全対策が一層強化されています。これからも地域のスポーツ文化を支える重要な施設として、多くの人に利用され続けることでしょう。

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