大阪府立茨木高等学校

大阪府立茨木高等学校について

大阪府立茨木高等学校、略して「茨高」と呼ばれるこの学校は、大阪府茨木市に位置する公立高校です。1895年に設立され、当初は旧制中学校としてのスタートを切り、現在の形に至るまで数多の歴史を刻んできました。

学校の歴史

茨木高は初めての設立時、総持寺にて仮校舎から始まり、1897年には現在の場所に本校舎が完成しました。当初は普通科と職業科目が選べる総合制課程として運営されていましたが、1960年代に普通科単科の高等学校に改編され、その後2011年度に文理学科を併設し、2018年度より全学級を文理学科として募集しています。

歴史の中で茨木高は、特に水泳の分野で「日本近代水泳発祥の地」として高い評価を受けています。1916年には水泳場が竣工し、オリンピック選手を輩出するなど、その功績は多岐にわたります。学校内には現在も屋内プールがあり、府立高校の中で唯一、50mプールを完備しています。

校風と文化

茨木高の校風は、自由と自律が重んじられています。生徒は校則の中で許可された範囲内で髪の色や携帯電話の所持についても自律的に行動することが求められています。このような校風は、第二次世界大戦後にGHQによる監視を受けていたものの、今ではリベラルな環境として発展しています。また、文化祭や体育祭の運営は自ら生徒会を中心に行うなど、強い自治活動が根付いています。

校舎と施設

学校の物理的な基盤も重要な特徴です。昭和初期に建てられた旧校舎はその後取り壊され、1997年には現校舎が完成しました。設計は出江寛が手掛け、近代的な取組が随所にみられます。また、校舎には「πベンチ」と呼ばれる円周率の形をしたベンチがあり、これは当校の校章を象っています。

学校行事と部活動

学校は行事も活発に行われています。遠足や文化祭は生徒会が中心となり計画され、生徒たちは様々な活動を通じて成長しています。また、水泳部が特に有名で、今でもその伝統を受け継いでいます。部活動は生徒全体に広く関わっており、団体活動を通じてコミュニティ精神が醸成されています。

交通アクセス

茨木高のアクセスは良好で、阪急京都線の茨木市駅から650メートル、JR東海道本線の茨木駅から750メートルと、通学の便も整っています。これにより多くの生徒が集まり、日々賑わいを見せています。

まとめ

大阪府立茨木高等学校は、その歴史と文化、多様な教育プログラムにより、多くの若者を育成してきました。伝統を大切にしつつもリベラルな校風を持つその環境は、学びに最適な場所です。

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