大阪弁護士会について
大阪
弁護士会(おおさかべんごしかい、Osaka Bar Association)は、日本国内の52の
弁護士会の一つであり、
大阪府において
法律事務所に所属する約4,700名の
弁護士が参加しています。この規模は、
東京都の
弁護士会の約20,000名に次ぐものであり、両者を合わせると日本全体の
弁護士数の半数以上を占めています。
歴史的背景
1880年5月に設立された「大阪組合代言人」が大阪
弁護士会の前身です。その後、法律の改正が進む中で、組織は「大阪地方裁判所所属
弁護士会」を経て、
1949年に施行された現行の
弁護士法に基づいて現在の形に至りました。長い歴史を持つこの組織は、法律の専門家として地域社会における重要な役割を果たしてきました。
総合法律相談センター
大阪
弁護士会は、府内に6つの法律相談センターを運営しています。これらのセンターでは、一般市民向けに法律相談を提供しており、料金は30分5,400円(税込)です。ただし、クレジットやサラ金の借金返済に関する相談は無料で受けられ、労働者側の労働問題に関する初回相談も30分以内は無料とされています。これにより、法律の専門知識を持つ
弁護士と気軽に相談できる環境を整えています。
民事紛争処理センター
1992年に設立された仲裁センターが起源の民事紛争処理センターは、2007年に裁判外紛争解決手続(ADR)の実施機関として
法務省から認可を受けました。このADR制度は、
弁護士会が総合的なADR機関として認証された全国初の事例です。市民が法律問題を解決する手段を多様化し、より柔軟な解決策を提供することを目指しています。
所在地
大阪
弁護士会の法律相談センターは以下の場所に設置されています。
大阪市北区西天満1-12-5 大阪
弁護士会館1階
大阪市中央区難波4-4-1 ヒューリック難波ビル4階
堺市
堺区南花田口町2-3-20 三共堺東ビル6階
岸和田市宮本町27-1 泉州ビル2階
大阪市中央区谷町3-1-9 MG大手前ビル5階
富田林市寿町2-6-1
大阪府南河内府民センタービル1階(完全予約制)
まとめ
大阪
弁護士会は、地域に根ざした法律問題への対応を行う重要な団体であり、
弁護士にアクセスしやすい環境を提供しています。様々な相談窓口を通じて、市民の法律に対する理解を深め、より良い解決策を見出すための支援を行っています。また、家事に関する当番
弁護士制度を2007年に日本で初めて導入したことも、その活動の一環です。