大韓民国全国体育大会

全国体育大会（全国体典）

全国体育大会（ぜんこくたいいくたいかい、朝鮮語: 전국체육대회）または全国体典（ぜんこくたいてん、朝鮮語: 전국체전、National Sports Festival）は、大韓民国で開催されるスポーツの総合競技大会です。日本の国民スポーツ大会に相当します。

毎年10月の1週間にわたり、全国17の都市・道から選抜された代表選手団、および海外在住の選手団、総勢約20,000人が参加し、約40の競技が実施されます。大会は毎年、ソウル、釜山、大邱、光州、仁川といった大都市を中心に、開催地を持ち回りで決定しています。

競技は、高校の部、大学の部、一般の部に分かれて実施されます。興味深い点として、日本統治時代を否定する立場をとりながらも、韓国では日本統治時代から開催されていた朝鮮体育会を全国体育大会の一部として認めており、2019年に実施された大会を100周年としています。

歴史

全国体育大会の起源は、1920年に朝鮮体育会が大日本体育協会の外局として発足したことに遡ります。同年の11月には、第1回全朝鮮野球大会が開催されました。この大会を第1回として起算し、現在の全国体育大会へと繋がっています。第14回大会までは、各競技ごとに開催時期と場所が異なっていましたが、1934年の第15回大会から総合競技大会の形式で行われるようになりました。

1937年まで、この大会は大日本帝国政府から朝鮮在住者向けの競技大会として認可されていました。しかし、1938年に朝鮮体育会は内地の明治神宮競技大会（国民体育大会の前身大会）に吸収統合され、事実上の休止状態に入ります。以降、日本人も含む朝鮮在住の選手は、内地在住の朝鮮人と同様に同大会に出場するようになり、それまで使用されていた会場は、同大会の朝鮮予選として利用されました。

第二次世界大戦終戦後の1945年、第26回大会から再開されました。1948年には大韓民国が樹立され、この年から大会名称が「全国体育大会」となりました。1950年の第31回大会は、朝鮮戦争の影響で中止されています。1988年の第69回大会は、ソウルオリンピックの影響で種目別大会のみの開催となりました。大会歌は、オリンピック賛歌が採用されています。

その他の全国的スポーツ大会

全国体育大会と関連して、以下の大会が開催されています。

全国少年体育大会
全国冬季体育大会
全国障害者体育大会

外部リンク

全国体育大会公式サイト（韓国語）
* 大会のURL'>第58回全国体育大会

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