大館郡

大館郡 (テグァンぐん)

大館郡は、朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）の平安北道に位置する郡です。

地理

大館郡は平安北道の中部に位置し、その郡域の大部分（約83%）が森林で覆われた山岳地帯です。西に位置する天摩郡との境界には天摩山が聳え立っており、郡全体が山々に囲まれた地形となっています。郡内を源流とする大寧江が、郡の中央部を南へと流れています。

隣接する行政区域

北: 朔州郡、昌城郡
東: 東倉郡
南: 泰川郡、亀城市
西: 天摩郡

行政区域

大館郡は、1つの邑と22の里を管轄しています。

歴史

大館郡は、北朝鮮建国後の行政区画再編によって新設された郡です。1952年12月、従来の朔州郡の南東部に位置していた南西面、外南面、両山面、および水豊面の一部が分割され、大館郡が新設されました（1邑29里）。現在では、1邑1労働者区25里から構成されています。

年表

1952年12月: 郡面里統廃合により、平安北道朔州郡の外南面、両山面、水東面、南西面をもって大館郡が設置され、以下の邑・里が成立しました (1邑28里)。
大館邑、両山里、平和里、水東里、改革里、水龍里、新鉱里、松南里、雲昌里、雲林里、水遠里、明上里、新温里、五峯里、院豊里、料下里、徳淵里、畓風里、龍山里、龍昌里、南長里、大安里、労興里、清渓里、金倉里、龍城里、徳河里、新上里、龍興里
1954年: 龍興里が水東里と新上里に分割編入されました (1邑27里)。
1958年6月: 改革里が泰川郡に編入されました (1邑26里)。
1967年: 水龍里が大館邑に編入されました (1邑25里)。
1987年: 水東里、龍城里、徳河里が新上里に編入されました (1邑22里)。

交通

安州（安州市）と青水（朔州郡）を結ぶ鉄道の平北線が、郡内を南北に貫通しています。

平北線

八営駅 - 大寧江駅 - 新温駅

大館里線

新温駅 - 大館里駅

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