天寧寺 (尾道市)

天寧寺

天寧寺は、広島県尾道市東土堂町に位置する曹洞宗の寺院です。1367年（貞治6年）に開基されたと伝えられています。室町時代には、1389年（康応元年）に足利義満が宿泊し、備後守護であった山名氏から饗応を受けたという記録が残っています。

文化財

天寧寺には、国の重要文化財に指定されている三重塔があります。

天寧寺三重塔

この三重塔は、もともとは1388年（嘉慶2年）に足利義詮によって五重塔として建立されました。しかし、元禄5年（1692年）に老朽化が進んだため、上部の二層（四重目と五重目）を取り除き、現在の三重塔の姿となりました。現在の塔の高さは約20mです。塔内には弥勒菩薩が安置されており、別名「海雲塔」とも呼ばれています。

ギャラリー

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交通アクセス

天寧寺へのアクセスは、JR尾道駅から国道2号線を東に進み、千光寺新道を徒歩で約30分です。

参考資料

『尾道の寺々 58ヶ寺 第三版【改訂】』（2010年、尾道文化財協会）
『心のふるさと 第一集 寺』（1968年復刻（1898年創刊）、山陽日日新聞創刊70周年記念）

外部リンク

尾道観光協会
尾道七佛めぐり

天寧寺は、その歴史的背景と美しい三重塔で知られ、多くの観光客が訪れる尾道の重要な観光スポットの一つです。静寂に包まれた境内は、訪れる人々に心の安らぎを与えてくれます。

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