天寿光希

天寿光希：宝塚から女優へ、輝き続ける軌跡

天寿光希さん（てんじゅ みつき）は、秋田県秋田市出身の女優です。宝塚歌劇団星組の男役として活躍した後、2022年に退団。現在は舞台を中心に、女優として更なる活躍の場を広げています。

宝塚への道：幼い頃からの夢

幼少期から子役として舞台に立っていた天寿さん。転勤で東京に住んだ際に観劇した宝塚歌劇団の花組公演「哀しみのコルドバ／メガ・ヴィジョン」に衝撃を受けます。華麗な男役、熱気あふれる客席、そして迫力ある群舞に心を奪われ、宝塚への憧れを抱き始めました。

秋田に戻った後も、東京まで何度も足を運び宝塚を鑑賞。宝塚音楽学校への入学を決意し、歌とダンスの猛特訓を経て、見事首席で入団を果たします。その努力と才能は、後々の活躍の礎となりました。

宝塚歌劇団での活躍：数々の舞台を彩る

2005年、宝塚歌劇団91期生として入団。星組に配属され、数々の舞台で重要な役を演じます。新人公演では、麻尋しゅんさんといった先輩の役を数多く務め、高い演技力が認められました。

星組時代には、『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』、『スカーレット ピンパーネル』、『ロミオとジュリエット』、『オーシャンズ11』など、名作への出演を通して、幅広い役柄に挑戦。その演技力は、観客を魅了し続けました。

2022年7月24日、星組公演「めぐり会いは再び next generation／Gran Cantante!!」東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団。退団公演では、自身初となるエトワールを務め、華々しく舞台に別れを告げました。

宝塚退団後：女優としての新たな挑戦

宝塚歌劇団退団後、天寿さんは女優として新たな道を歩み始めます。2023年8月には『Neo Doll』で舞台に立ち、その後も『美少女戦士セーラームーン』、『夢から醒めない夢を見よ。』、『RUNWAY』など、話題作への出演が予定されています。

宝塚での経験を生かし、更なる高みを目指し挑戦を続ける天寿さんの今後の活躍から目が離せません。

その他

・身長167cm、愛称は「みっきぃ」。
・プロサッカー選手の加賀健一さんは従兄弟。
・2018年には宝塚歌劇団年度賞努力賞を受賞。
・阪急阪神の初詣ポスターモデルを務めた経験も。

天寿光希さんの活躍は、宝塚歌劇団という枠を超え、これからも多くの人々を魅了し続けることでしょう。その類まれな才能と努力、そして情熱は、今後の活躍に期待を抱かせます。

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