天気晴朗ナレドモ波高シ

ALI PROJECTの22枚目のオリジナルアルバム（インディーズから通算）、『天気晴朗ナレドモ波高シ』は、2023年2月22日に徳間ジャパンコミュニケーションズから発売されました。このアルバムは、多様な音楽性とテーマが織り交ぜられた、ALI PROJECTならではの世界観が堪能できる作品となっています。

収録曲は以下の通りです。

1. 絶途、新世界ヘ （ぜっと、しんせかいへ）
ゾンビの行進をイメージした楽曲。PRODUCER LOOPS、MAINROOM WAREHOUSEのサンプル音源が使用されています。

2. 万花繚乱姥桜 （ばんかりょうらんうばざくら）
PRODUCER LOOPSのサンプル音源が間奏とアウトロで使用されています。

3. 80秒間世界一周
サビ後半にショパンの『12の練習曲 作品10 第12番 ハ短調 (革命のエチュード)』が引用されています。

4. 密林ヨリ応答セヨ
Aメロ、サビにショパンの『12の練習曲 作品10 第12番 ハ短調 (革命のエチュード)』が引用されています。片倉は小野田寛郎、横井庄一をモチーフに制作。

5. NON-HUMAN

6. STILL ALIVE

7. 瓦礫ノ子守歌
ウクライナ侵攻の被害に遭っている子供たちへ向けた子守唄。PRODUCER LOOPS、VANILLA GROOVE STUDIOSのサンプル音源が使用されています。

8. 美シ国ノ四季ハ夢ム
日本の四季を歌った楽曲。

9. 天気晴朗ナレドモ波高シ
アルバムタイトル曲。起床ラッパ、進軍ラッパ、就寝ラッパが使用され、HOT MUSIC FACTORY、MAINROOM WAREHOUSE、NANO MUSIK LOOPSのサンプル音源が使用されています。

10. 夜半曇天晴レテ月蒼シ（instrumental）
インストゥルメンタル曲。EQUINOX SOUNDS、PRODUCER LOOPSのサンプル音源が使用されています。

11. GOD DIVA(A級ヒットパレード〜30th Anniversary Live version)(通常版のみ)

アルバム全体を通して、ALI PROJECTの独創的な音楽性が際立っており、クラシック音楽の引用や多様なサンプル音源の使用など、実験的な試みも多く見られます。歌詞の内容も、戦争や平和、日本の四季、人間の内面など、多岐にわたるテーマを扱っており、聴きごたえのある作品となっています。

特に「瓦礫ノ子守歌」は、ウクライナの子供たちへの想いが込められた、心に響く楽曲です。また、タイトル曲である「天気晴朗ナレドモ波高シ」は、ラッパの音色が印象的で、ALI PROJECTならではの独特な世界観が表現されています。インスト曲である「夜半曇天晴レテ月蒼シ」も、美しいストリングスの旋律が印象的な楽曲です。

『天気晴朗ナレドモ波高シ』は、ALI PROJECTの音楽性を深く掘り下げた、聴き応えのあるアルバムと言えるでしょう。

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