天狗 (お笑い)

お笑いコンビ「てんぐ」とそのメンバー

「てんぐ」は、2004年4月に結成された日本の吉本興業に所属するお笑いコンビで、古くからのファンにも愛される存在です。コンビ名は2023年6月に「天狗」から改名されました。このコンビは、NSC東京校の9期出身のメンバーから成るユニットであり、彼らの独自の芸風と多彩な活動が特徴です。

メンバーの紹介

横山ミル

横山ミルは1980年3月10日生まれ、兵庫県神戸市長田区出身の44歳で、ツッコミとネタ作りを担当しています。近畿大学を卒業後、A型という血液型も興味深い要素です。愛称は「よっこん」で、これは小学校高学年の頃から呼ばれている名前だそうです。彼はまた、中学校時代にはハンドボール部に所属していました。母親はリトバルスキー、姉は浅野忠信に似ているとのことで、施す独特なユーモアに影響を与えているかもしれません。

彼の漫才には、「アカンで!」や「ええで!」などのフレーズが頻繁に登場し、自己紹介では「似てるけど!」でツッコむスタイルが特徴です。専門的な漫才用語「トトーリトーメン」の創始者でもあり、占い芸人としても活動しています。特に彼の姓名判断や手相、タロットなどの占い趣味が、テレビ番組で披露されることが多く、占いのYouTubeチャンネル「占いtubeミルミルミライ」も運営しています。また、舞台の演出や脚本を手がけるなど、幅広いクリエイティブ活動も行っています。2023年のコンビ名変更に伴い、個人名も「横山裕之」から「横山ミル」に改名しました。

マジ川田

マジ川田、1979年8月27日生まれの45歳は、同じく兵庫県神戸市長田区の出身で、ボケ担当を務めています。普段は眼鏡をかけていますが、視力は良好で、ダテ眼鏡だという内面的なユーモアも持ち合わせています。彼は高校を卒業した後、靴工場での勤務経験がありますが、2011年には吉本ブサイクランキングで6位に入るという出来事もありました。2023年には個人名も「川田哲志」から「マジ川田」に改名しています。

二人は小学校からの同級生で、神戸市立五位の池小学校からスタートし、同じ中学校、高校を経て、横山が大学卒業のタイミングで川田を誘ったことでNSC東京校に入学することになります。彼らの相方としての絆は、小さな頃からずっと続いています。特に、横山による自身の紹介の際、「光浦靖子です」とマジ川田がボケることで横山がツッコむパターンは、コンビの定番の面白さを生み出しています。

芸風と活躍

「てんぐ」の漫才は、観客を引き込む独特のツカミと持ちネタが特徴です。特に「パンツ2人履き」というネタでは、川田のパンツに横山が入り込む姿が観客に笑いを提供します。また、結婚式で披露した漫才が「日本一泣ける漫才」としてネットで人気を博し、500万回以上の再生回数を記録することもありました。

彼らはM-1グランプリに毎年参加しており、2009年には準決勝に進出。彼らのパフォーマンスは各メディアでも称賛されるなど、その実力が評価されています。これまでの活動では、さまざまなテレビ番組やラジオ、ライブステージでのパフォーマンスがあり、多くの賞レースに参加しながら強い存在感を示しています。

このコンビは、ただの漫才師としてだけでなく、占い師や脚本家としても名を馳せており、テレビの中でも多彩に活動していることから、これからも目が離せない存在です。

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