太田岳志

太田 岳志（おおた がくじ）

太田岳志選手は1990年12月26日生まれ、三重県桑名市出身のプロサッカー選手です。現在はJリーグの京都サンガF.C.に所属し、ゴールキーパーとして活躍しています。彼のサッカーキャリアは、暁高校からスタートし、大阪学院大学に進学後、特に注目の選手として成長を続けました。

来歴

暁高校ではその才能を発揮し、進学後は大学サッカーの舞台で主将としてチームを牽引しました。2009年から2012年には関西学生選抜や2010年には全日本大学選抜にも選出され、彼の実力が周囲に認められ始めました。特に2012年2月には、プロチームのセレッソ大阪の宮崎キャンプに参加し、さらなる成長を目指しました。

2013年にはFC岐阜に入団し、プロ選手としての第一歩を踏み出します。初年度は他の選手と競い合い、出場機会は限られましたが、2014年には元日本代表の川口能活選手の控えとして試合に出場する瞬間もありました。その後、2015年にはスタメンを勝ち取ることができましたが、同シーズンの終盤には常澤聡選手にポジションを奪われます。シーズン終了後、契約満了により岐阜を退団し、東京ヴェルディに移籍しました。

東京ヴェルディでは鈴木椋大選手や柴崎貴広選手の壁にあり、公式戦の出場機会を得ることは難しかったため、2017年にカターレ富山に期限付き移籍しました。移籍初年度こそ同様の理由で出場機会がなかったものの、2019年からは富山への完全移籍となり、出場機会も増加しました。しかし、榎本哲也選手の控えとして成績は7試合の出場に留まりました。

2019年12月に京都サンガF.C.に完全移籍し、ここでもポジション争いを繰り広げることとなります。清水圭介選手や若原智哉選手との競争の中で、2021シーズンも第3GKとしての立場が続きました。しかし2023年4月には、ルヴァンカップ第3節セレッソ大阪戦で出場し、加入後初勝利を収めることができました。

シーズン中盤、若原選手が長期離脱したため、出場機会が増え、結果的に14試合にも出場しました。加入初年度からの努力が実を結び、彼の存在感がチームにとって重要であることが証明されました。

人物・プレースタイル

長身の体格を持つ太田選手は、ハイボールの処理やセービングに優れた能力を発揮しています。また、リーダーシップも兼ね備えており、チームメイトを鼓舞する存在です。彼のプレースタイルは特にゴールキーパーとしての安定感とセービング技術に特徴があります。

所属クラブ

• - 大山田サッカースポーツ少年団
• - 桑名市立陵成中学校
• - 暁高等学校
• - 大阪学院大学
• - FC岐阜 (2013年 - 2015年)
• - 東京ヴェルディ (2016年 - 2018年)
• - カターレ富山 (期限付き移籍 2018年)
• - カターレ富山 (2019年)
• - 京都サンガF.C. (2020年 - 現在)

個人成績

初出場は2014年の天皇杯、Jリーグデビューは同年の10月26日となります。太田選手のこれからの活躍にも大いに期待がかかります。

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