太陽をつかんでしまった

thee michelle gun elephant 14thシングル「太陽をつかんでしまった」

2002年12月25日、thee michelle gun elephant（以下、ミッシェルガンエレファント）の14枚目のシングル「太陽をつかんでしまった」がリリースされました。このシングルは、前作アルバム『ロデオ・タンデム・ビート・スペクター』から約1年7ヶ月、前作シングルから約1年9ヶ月ぶりのリリースとなり、ユニバーサルミュージックへの移籍後最初のシングルという点でも注目を集めました。

驚きの尺と収録内容

最も大きな特徴は、シングル曲としては異例と言える8分27秒という圧倒的な長さです。「太陽をつかんでしまった」は、単なるシングル曲の枠を超えた大作として、リスナーに強い印象を与えました。この曲は後に、映画『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』の挿入歌として使用され、より多くの人の耳に届くこととなります。

シングルはCD、CD+DVD、12インチアナログ盤の3形態で発売されました。CDには、表題曲の他に「ヴァレンタイン」と、2002年10月3日に行われた「2002 THEE MICHELLE GUN ELEPHANT “Where is Susie?” TOUR」ZEPP TOKYO公演のライブ音源「blue nylon shirts」が収録されています。「blue nylon shirts」は、ミッシェルガンエレファントのライブパフォーマンスのダイナミズムを感じさせる、貴重な一曲です。

CD+DVD盤には、CDと同様の楽曲に加え、DVDには「blue nylon shirts」と同日・同会場でのライブ映像が収録。さらに、「水色の水」と「ベガス・ヒップ・グライダー」のライブ映像も収録され、ファンにとって見逃せない内容となっています。「水色の水」は後にアルバム『SABRINA NO HEAVEN』に収録されることになります。

12インチアナログ盤には、「太陽をつかんでしまった」と「ヴァレンタイン」が収録され、コレクターアイテムとしても人気を博しました。

楽曲情報

全楽曲の作詞はチバユウスケが担当、作曲・編曲はTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT名義となっています。各楽曲の演奏時間は以下の通りです。

太陽をつかんでしまった (8:27)
ヴァレンタイン (4:07)
blue nylon shirts (Live) (2:59)
水色の水 (Live)
* ベガス・ヒップ・グライダー (Live)

まとめ

「太陽をつかんでしまった」は、ミッシェルガンエレファントの音楽性と、その後の活動にも大きな影響を与えた重要なシングルと言えるでしょう。楽曲の長さ、多様な形態でのリリース、そして映画への起用など、様々な点で話題となり、ミッシェルガンエレファントの歴史において重要な位置を占める作品です。楽曲のクオリティはもちろんのこと、ライブ音源や映像といった付加価値も高く評価され、多くのファンを魅了し続けています。

もう一度検索