「失恋、ありがとう」は、日本の女性アイドルグループ
AKB48による57作目の
シングルで、
2020年3月18日に
キングレコードからリリースされました。この楽曲は
秋元康が
作詞を手掛け、村上遼が
作曲を担当し、センターは
山内瑞葵が勤めています。
リリースの背景
シングルは、前作「
サステナブル」から約5ヶ月を経てのリリースです。また、
2020年に出た
AKB48の
シングルは本作が唯一の作品となりました。
シングルは、Type AからType Cの初回限定盤、通常盤、劇場盤の合計7形態にわかれています。選抜メンバーとセンターに関する発表は、
2020年1月20日にTOKYO DOME CITY HALLで行われた「リクエストアワー セットリストベスト50 2020」のアンコールで行われました。
選抜メンバーは前作よりも1名減り、合計18名が選ばれました。その中で、
山内瑞葵が2作ぶりの選抜に選ばれ、
シングルの表題曲で初めてセンターポジションを得たことは大きな話題となりました。また、久保怜音と
福岡聖菜も久しぶりの選抜復帰を果たしましたが、
石田千穂や
坂口渚沙、
矢作萌夏などの前作メンバーの一部は今回選ばれませんでした。
本楽曲の音源は、
向井地美音がパーソナリティを務めるラジオ番組「ジュグラーの波」にて、
2020年2月27日に初解禁されました。翌日には、無観客での収録となった
NHKホールでの特番「ガールズ・グループの祭典 RAGAZZE!」で披露されました。劇場盤には、2019年の音楽番組で
秋元康が書き下ろした「愛する人」がカップリングとして収められています。
アートワークとチャート成績
シングルは発売初週に116万7000枚を売り上げ、「オリコン週間
シングルランキング」で初登場1位を記録しました。その後、推定売上枚数は117万2755枚となり、
2020年3月度のオリコン月間
シングルランキングでもトップを飾っています。最終的には累計118万1701枚を達成し、
2020年のオリコン年間
シングルランキングでも2位にランクインしました。また、年間Billboard Japan Top Singles Salesでは143万3594枚を売り上げ、こちらも首位を獲得しました。これにより、
AKB48は2016年から5年連続で年間のトップ
シングルセールスの首位に立つこととなりました。
ミュージックビデオ
「失恋、ありがとう」のミュージックビデオは、
2020年3月5日に
AKB48の公式YouTubeチャンネルで公開されました。このMVは、センターの
山内瑞葵のリボンにちなんだ衣装や、多視点で楽しめる5G時代的なコンテンツが特徴です。選抜メンバーの18人それぞれが主役となるバージョンも用意され、3月27日からは特定のアプリで独占配信されることになっています。MVの監督は伊勢田世山、振付は
CRE8BOYが担当しています。
本作のType A、B、Cの各コンテナには初回限定版と通常版が存在しますが、収録トラックはどのタイプでも共通しています。また、劇場盤の内容も特定のファンには見逃せない部分となっています。
以上が、
AKB48の「失恋、ありがとう」に関する概要と詳細です。音楽シーンにおけるこの重要なリリースは、アイドルファンのみならず、多くの人々にとって影響力のある作品となっています。