失格 (曲)

橘いずみのシングル『失格』

1993年3月10日にでリリースされた『失格』は、橘いずみの3枚目のシングルであり、Sony Recordsから発売されました。この楽曲は、橘いずみが広く知られるきっかけとなり、彼女の代表作の一つとされています。

歌詞と評価

当時の音楽シーンでは、「失格」をはじめとする橘の歌詞が「過激」と評され、彼女は「女・尾崎豊」と称されることとなりました。この称号は、音楽プロデューサーの須藤晃と尾崎豊のスタイルに影響を受けた背景から来ています。橘いずみのユニークな表現力と、彼女による感情豊かな歌唱が、この楽曲に深みを与えました。

楽曲のアレンジ

「失格」の楽曲アレンジは、1988年のDEVOのライヴアルバム『Now It Can Be Told: DEVO at the Palace 12/9/88』にインスパイアを受けていると言われており、ロックのドライブ感と熱い高揚感が現れています。このアレンジは、全体的に力強さを持っており、リスナーを惹きつける魅力があります。

映画『モテキ』との関連

この楽曲は、2011年公開の映画『モテキ』でも取り上げられ、いわゆる「モテ曲」の一つとして注目されました。映画に先立ってリリースされたコンピレーション・アルバム『モテキ的音楽のススメ映画盤』にも収録され、新たなファン層の形成にも貢献しました。

収録曲とミュージシャン

『失格』には、以下の2曲が収録されています。
1. 失格
2. オールファイト

両曲の作詞・作曲は橘いずみが手掛け、編曲は星勝が担当しました。

ミュージシャンの参加

失格

• - ギター：武沢豊（カッティング）、Bob Mothersbaugh（リードギター、ギターソロ）
• - ベース：バカボン鈴木
• - ドラム・パーカッション：矢壁篤信
• - キーボード：中西康晴、松浦晃久
• - ストリングス：金子飛鳥ストリングス
• - マニピュレーション：浦田恵司
• - ハープ：橘いずみ

オールファイト

• - ギター：武沢豊
• - ベース：小六正彦
• - キーボード：中西康晴、松浦晃久
• - コーラス：町支寛二、THE DESKS（平賀君代・工藤佳永・新宮

もう一度検索