奈良井翼

奈良井翼：日本のプロボクサー

奈良井翼（ならい つばさ）は、日本のプロボクサーであり、1999年12月4日生まれ、出身地は大阪府大阪市東淀川区です。彼はRK蒲田ボクシングファミリーに所属し、第50代日本スーパーフェザー級王者として知られています。また、2022年時点では建築業にも従事しており、スポーツと仕事を両立させる姿勢が印象的です。

来歴

奈良井は大阪市立新東淀中学校を卒業した後、大阪咲洲高校に進学しました。彼のボクシングキャリアの幕が開いたのは2019年のことで、その年の4月9日にプロデビュー戦を行いました。この試合では、3ラウンドTKO勝ちを収め、その才能を強く印象付けました。

2021年には、東日本スーパーフェザー級新人王として名を馳せ、全日本新人王決定戦において西軍代表の福田星河と対戦し、1ラウンドでTKO勝ちを収めMVPも手にしました。この勝利は彼のキャリアにおける重要なポイントとなり、ボクシング界における彼の立ち位置を確固たるものとしました。

しかし、同年7月に行われた日本フェザー級ユース王座決定戦では亀田京之介と対戦し、2回目にKO負けという敗北を喫しました。この試合は彼にとって苦い経験となったものの、その後の挑戦心を新たにするきっかけともなりました。

2022年9月には、日本スーパーフェザー級タイトルマッチで王者の坂晃典と対戦しましたが、6ラウンドTKO負けを喫しました。この苦い結果を受けて、彼はプロモート契約を結び、さらなる成長を目指しました。

2023年9月28日、後楽園ホールで行われた日本スーパーフェザー級最強挑戦者決定戦では、同級1位のそれいけ太一との対戦において1ラウンドTKO勝ちを収め、王者原優奈への挑戦権を手に入れました。これは彼にとって大きな成果であり、さらなる挑戦へと駆り立てられる結果となりました。

2024年4月20日には、大阪府立体育会館第2競技場で王者の原優奈に挑戦。2回に1度、5回に2度のダウンを奪い、最終的に5回TKO勝ちを収めて見事に王座を獲得しました。この勝利は、彼にとってプロとしてのキャリアの大きな転機となり、3019日のボクシング人生の中で最も輝かしい瞬間のひとつとなりました。

戦績

奈良井の戦績は、アマチュアボクシングで25戦17勝8敗、うち6KO、プロボクシングでは15戦13勝（9KO）2敗という実績です。彼の戦績は、彼の努力と才能を物語っています。

獲得したタイトル

• - 2020年全日本スーパーフェザー級新人王
• - 第50代日本スーパーフェザー級王座（防衛なし）

奈良井翼は、彼の情熱と献身によって日本ボクシング界での地位を確立しており、今後の活躍が期待されています。

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